2020年09月30日

オルタナティブデータで見るオフィス出社率の国別比較-日本は低い感染リスクを考慮してもオフィス出社率が高い

金融研究部 主任研究員 佐久間 誠

文字サイズ

■要旨
 
  • オフィス市況の長期的な見通しについては、依然として不確実性が高く、アフターコロナの世界において、オフィスとオフィス以外での勤務割合(オフィス出社率)が、どのような水準に落ち着くかが重要である。
     
  • Googleの提供するオルタナティブデータをもとに主要先進国のオフィス出社率の動向を確認すると、(1)日本のオフィス出社率が主要先進国と比較して高いこと、(2)その背景には低いコロナ感染リスクに加えて、日本の固有要因があること、(3)コロナ感染リスクに対するオフィス出社率の感応度が低下していること、が示唆される。

■目次

1――オフィス市況の長期的な見通しを左右するオフィス出社率
2――オルタナティブデータで見る主要先進国のオフィス出社率の動向
3――おわりに
参考――主要先進国の新型コロナウイルスのチャート集
Xでシェアする Facebookでシェアする

金融研究部   主任研究員

佐久間 誠 (さくま まこと)

研究・専門分野
不動産市場、金融市場、不動産テック

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【オルタナティブデータで見るオフィス出社率の国別比較-日本は低い感染リスクを考慮してもオフィス出社率が高い】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

オルタナティブデータで見るオフィス出社率の国別比較-日本は低い感染リスクを考慮してもオフィス出社率が高いのレポート Topへ