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2020年10月01日
世界各国の金融政策・市場動向(2020年9月)-「フィンセン文書」をきっかけに、ドル高が進む
03-3512-1818
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1.概要:9月後半にドル高が一気に進む
1 本稿では金融政策はG20について確認する。また、株価・為替についてはMSCI ACWIの指数を構成する49か国・地域について確認する。中国と記載した場合は中国本土を指し香港は除く。また、香港等の地域も含めて「国」と記載する。
2.金融政策:トルコでは利上げへ
9月は主要国の多くで金融政策決定の関連会合が開催されたが、金融政策の方針を変更した国はわずかだった。総じて見ると、コロナショックに伴う金融市場の緊張化や景気後退に対応するための金融緩和局面からは脱し、経済の状況を様子見する姿勢がうかがえる。
先進国では、オーストラリア準備銀行がTFF(資金調達ファシリティ)の延長と、総枠の拡大を実施した。コロナ禍が収束していないなかで、既存の資金繰り支援策を延長した形となる。
新興国ではメキシコ銀行が政策金利を引き下げ、トルコ中央銀行は政策金利を引き上げた。メキシコではややインフレ率が上昇しているが需給ギャップが拡大した状況が続き、世界的に物価が低下していることもあり、利下げ余地があると判断した形になる。一方、トルコは需要が低下しているなかでも予想以上にインフレ率が高まっているとして、利上げに踏み切った。特にトルコの場合は通貨安が急激に進んでいたことが、中銀にとっての懸念材料だったと見られる。政府が低金利を志向していたこともあり8月は政策金利を据え置いたが、9月は政権の意向には反するが、通貨安を看過できず利上げを断行したことなる。
なお、米国FRBは金融政策の方針に変更はなかったが、8月に「長期目標と金融政策戦略」を見直したこと受けて、声明文のフォワードガイダンスで物価について「平均的に2%の達成」を目指す旨を明記した。
先進国では、オーストラリア準備銀行がTFF(資金調達ファシリティ)の延長と、総枠の拡大を実施した。コロナ禍が収束していないなかで、既存の資金繰り支援策を延長した形となる。
新興国ではメキシコ銀行が政策金利を引き下げ、トルコ中央銀行は政策金利を引き上げた。メキシコではややインフレ率が上昇しているが需給ギャップが拡大した状況が続き、世界的に物価が低下していることもあり、利下げ余地があると判断した形になる。一方、トルコは需要が低下しているなかでも予想以上にインフレ率が高まっているとして、利上げに踏み切った。特にトルコの場合は通貨安が急激に進んでいたことが、中銀にとっての懸念材料だったと見られる。政府が低金利を志向していたこともあり8月は政策金利を据え置いたが、9月は政権の意向には反するが、通貨安を看過できず利上げを断行したことなる。
なお、米国FRBは金融政策の方針に変更はなかったが、8月に「長期目標と金融政策戦略」を見直したこと受けて、声明文のフォワードガイダンスで物価について「平均的に2%の達成」を目指す旨を明記した。
3. 金融市場:「フィンセン文書」をきっかけに、ドル高が進む
MSCI ACWIにおける月間騰落率を見ると、全体では前月▲3.4%、先進国が前月比▲3.6%、新興国が前月比▲1.8%となった。先進国・新興国ともに上昇基調が続いていた前月からは一服し、全体の指数も年初水準程度まで低下した(前掲図表1)。
通貨の騰落率を見ると、対ドルの27カ国の貿易ウエイトで加重平均した実効為替レート(Narrow)が前月比▲1.6%、60カ国の貿易ウエイトで加重平均した実効為替レート(Broad)が前月比▲1.2%となり、ドル高となった。特に月後半に一気にドル高が進んだ形となった2(前掲図表2)。
2 名目実効為替レートは9月28日の前月末比で算出。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2020年10月01日「経済・金融フラッシュ」)
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