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【アジア・新興国】東南アジア経済の見通し~新型コロナと原油安の影響を受けて2020年前半に大幅な景気下振れを予想
経済研究部 准主任研究員 斉藤 誠
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- 東南アジア経済は、米中対立の激化を背景に厳しい貿易環境が続くなかで内需に悪影響が波及しており、総じて景気の減速傾向が続いている。
- 消費者物価上昇率は、食品インフレで短期的に高止まりする国はあるものの、原油安や新型コロナの感染拡大による成長モメンタムの鈍化が物価下押し要因となり、20年末にかけて安定した推移が続くと予想する。
- 金融政策は、3月に入って新型コロナの感染が国内外で広がりを見せる中、各国経済に及ぼす影響は日増しに大きくなっていること、また米国の緊急利下げを受けて追随した利下げを打ち出しやすくなっており、各国中銀は積極的な緩和姿勢を続けると予想する。国別に見ると、タイとマレーシア、インドネシア、フィリピンが20年前半にそれぞれ0.5%の追加利下げを実施すると予想する。
- 経済の先行きは、2020年前半は新型コロナの影響で景気が下振れるが、年後半は経済活動の正常化によりペントアップ需要と挽回生産で景気が上向く展開を予想する。結果として、2020年の成長率は民間部門が減速して、景気の減速傾向の続いた2019年から更に低下すると予想する。
1.東南アジア経済の概況と見通し
・経済概況:輸出・投資が振るわず、景気は減速傾向
・物価:原油安を受けて低位安定を予想
・金融政策:今年前半にかけて緩和局面が続く
・経済見通し:新型コロナと原油安の影響を受けて景気減速へ
2.各国経済の見通し
・2-1.マレーシア
・2-2.タイ
・2-3.インドネシア
・2-4.フィリピン
・2-5.ベトナム
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