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- 企業物価指数(2020年1月)―国内企業物価は消費税を除くベースでは8ヵ月ぶりに前年比プラスに転じる
1.原油価格の上昇が国内企業物価を押し上げ
原油価格の上昇を反映し、石油・石炭製品(消費税を含むベース)が前年比9.2%と19年12月の同1.2%から大きく伸びを高め、前年比寄与度は 0.58%pt(19年12月:0.08%pt)と押し上げ幅を前月から拡大させたことが企業物価指数の上昇に寄与した。
国内企業物価指数は前月比では0.2%(19年12月:同0.1%)の上昇となった。前月比で内訳をみると、石油・石炭製品が前月比2.9%(19年12月:同2.3%)と4ヵ月連続の上昇となった。ガソリン(19年12月:前月比2.3%→20年1月:同1.9%)、灯油(19年12月:同3.5%→20年1月:同3.3%)、軽油(19年12月:同3.4%→20年1月:同3.5%)が前月比プラスとなったほか、ナフサ(19年12月:同0.0%→20年1月:同:12.6%)が大きく上昇した。また、下落が続いていた銅価格の上昇を受けて、非鉄金属が前月比0.8%(19年12月:同1.4%)と4ヵ月連続の上昇となった。一方、電力・都市ガス・水道は既往の原油安の影響で前月比▲0.2%(19年12月:同▲0.6%)と2ヵ月連続で下落した。
2.輸入物価は2ヵ月連続の上昇
為替レートは一進一退の動きが続いているが、原油価格(ドバイ)は新型肺炎の感染拡大を受けて下落が続いている。先行きの輸入物価指数は弱めの動きとなるだろう。
1 輸入物価指数は、消費税を除くベースで作成されている
3.素原材料は上昇に転じる
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藤原 光汰
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(2020年02月13日「経済・金融フラッシュ」)
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