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生命保険のついで買い-生命保険加入チャネルと人生のターニングポイントとの親和性

生活研究部 研究員 廣瀬 涼
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生命保険業界に身を置くようになり、ヒアリング調査等を通じてなぜ人が生命保険に加入するのかを考える機会が増えた。筆者が思うに生命保険に加入する人には「明確な目的を持っている」タイプと「なんとなく加入している」タイプがいる。そもそも、生命保険加入に際し、学資保険や養老保険のように明確に給付金がいつ受け取れるのかわからない限り、ビジョンを描くことは難しい。加入者の中には「身近な人の死」に直面したことを機に加入を検討する者ももちろんいるが、一般的にみると、「結婚」や「出産」、「就職」といった人生のターニングポイントを機に検討する傾向があるようである。本レポートでは、人生のターニングポイントを迎え、保険加入を検討するとき、人はどこで保険と出会うのか検証する。合わせて、消費者と生命保険の新たな接点の可能性を「親和性」の視点から検証する。
■目次
1――人はどこで「生命保険」に出会うのか
2――きっかけによって異なる加入チャネル
3――「ついで買い」と親和性
4――生命保険における「ついで」とは
5――商品との親和性・サービスとの親和性
6――まとめ
(2019年12月10日「基礎研レター」)

03-3512-1776
- 【経歴】
2019年 大学院博士課程を経て、
ニッセイ基礎研究所入社
・公益社団法人日本マーケティング協会 第17回マーケティング大賞 選考委員
・令和6年度 東京都生活文化スポーツ局都民安全推進部若年支援課広報関連審査委員
【加入団体等】
・経済社会学会
・コンテンツ文化史学会
・余暇ツーリズム学会
・コンテンツ教育学会
・総合観光学会
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