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健康寿命の都道府県格差

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
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高齢化が進む中、国は、国民のQOL(生活の質)向上や医療費の削減のために、さまざまな健康増進政策を行っている。たとえば、健康日本21(第二次)では、健康寿命の延伸と地域差縮小、生活習慣病の予防・重症化予防等を目標と設定し、推進している。
健康寿命の地域差縮小が目的の1つとなっていることからもわかるように、住民の健康状態は地域によって異なる。これは、地域で住民の年齢や職業構成が違うだけでなく、生活習慣や食文化等も違うからである。また、提供できる医療体制も地域ごとに異なることから、健康増進に向けた取り組みや医療計画は都道府県単位で行うことが多い。
本稿では、平均寿命と健康寿命の都道府県による特徴を確認した後、都道府県別の健康寿命と平均寿命の関係、および健康寿命の都道府県による差を確認し、健康寿命の延伸に向けた今後の取り組みについて考察する。
■目次
1――健康寿命の都道府県による差は最大男性2.0年、女性2.7年
2――都道府県別の平均寿命と健康寿命
1|平均寿命(2015年)の長さは、男女で同じ傾向を示す
2|健康寿命(2016年)の長さは、平均寿命ほどは男女で同じ傾向を示さない
3|女性の健康寿命の差は、不健康期間の差による
3――都道府県別の健康寿命の推移
4――健康寿命の延伸、および都道府県差縮小に向けて
5――(参考)都道府県別 健康寿命
※本稿は2018年5月1日発行「基礎研レター」を加筆・修正したものである。
(2019年07月11日「ニッセイ基礎研所報」)

03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
村松 容子のレポート
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