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投資信託の信託報酬とリスク・リターンの分析(1)~投資信託の評価基準について整理する~

金融研究部 准主任研究員・サステナビリティ投資推進室兼任 原田 哲志
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個人投資家が投資信託を通じて投資を行う場合、信託報酬という手数料を支払い資産運用のプロに運用を委託することとなる。この時、投資家が支払う信託報酬はどれだけ収益の獲得に結びついているのだろうか。
今回から3回に分けて、実際に運用されている投資信託を対象に信託報酬やリスク・リターンの水準などを分析し、この疑問について検証する。
第1回では、投資信託のパフォーマンス評価について基本的な事項を整理した。(1)リターンについては、市場全体の騰落率を表わす「ベンチマークリターン」とその差である「超過収益率」に分解して分析すること、(2)リスクについては、「ベンチマークリスク」と超過収益率のバラツキ(標準偏差)を表わす「トラッキングエラー」に分解して分析すること、(3)信託報酬については、同じリターンが期待できるのであれば低いほうが望ましく、特に長期投資では最終リターンに大きな差が生じることを確認した。
■目次
1―――はじめに
2―――個人投資家が金融商品・金融機関選定において重視する基準
3―――投資信託のパフォーマンス評価方法
(1) 投資信託のリターンの評価方法
(2) 投資信託のリスクの評価方法
(3) 投資信託のコストについて
4―――まとめ
(2019年06月06日「基礎研レター」)

03-3512-1860
- 【職歴】
2008年 大和証券SMBC(現大和証券)入社
大和証券投資信託委託株式会社、株式会社大和ファンド・コンサルティングを経て
2019年 ニッセイ基礎研究所(現職)
【加入団体等】
・公益社団法人 日本証券アナリスト協会 検定会員
・修士(工学)
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