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まちづくりレポート|みんなで創るマチ 問屋町(といやちょう)-若い店主とオーナーの連携によりさらなるブランド価値向上に挑む岡山市北区問屋町

社会研究部 都市政策調査室長・ジェロントロジー推進室兼任 塩澤 誠一郎
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1――問屋町というまちの個性
車を停め、降りてきた女性二人が向かう先に人だまりが見える。入店待ちする女性やカップルが5~6組ほどいるだろうか、女性二人もその列に並んだ。脇では、女性客数組が、テイクアウトしたアイスクリームをしゃがんで食べている。
特に休日、このエリアに10件ほどあるカフェはどこも若い客で賑わい、こうした光景が見られる。いずれもよく見かけるチェーン店ではない。どの店も個性的で洗練されており、メニューもそれぞれ特徴がある。
カフェだけでなく、アパレル、雑貨、家具、花屋など、このまちを構成するどの店も、店構えや内装、商品の陳列、セレクトされた商品に至るまで、店主のセンスやこだわりが隅々まで行き渡っている。食事や買い物をすることはもちろん、その空間を体験することに高揚感を覚える。そうした店が400m四方ほどの範囲に集積している。地元資本の店舗がほとんどで、ナショナルチェーン店はほぼ見当たらない。
人々から支持を集めるまちは、そこで時間を過ごすことができる、まち自体を楽しむことができるまちだ。歩ける範囲に多様な店舗があり、いずれも個性的でオシャレ。いくつか気になる店を見て回り、カフェで会話を楽しんで時間を過ごす。そういった楽しみ方ができる。問屋町にはそれがある。
(2017年03月29日「基礎研レポート」)

03-3512-1814
- 【職歴】
1994年 (株)住宅・都市問題研究所入社
2004年 ニッセイ基礎研究所
2020年より現職
・技術士(建設部門、都市及び地方計画)
【加入団体等】
・我孫子市都市計画審議会委員
・日本建築学会
・日本都市計画学会
塩澤 誠一郎のレポート
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