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まちづくりレポート|モノづくりのまちのまちづくり-東大阪市住工共生のまちづくり条例

社会研究部 都市政策調査室長・ジェロントロジー推進室兼任 塩澤 誠一郎
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■要旨
モノづくりのまちとして有名な東大阪市は、2013年4月に、モノづくり企業の集積を維持しながら、良好な住環境の創出をめざして、「住工共生のまちづくり条例」を施行した。
条例により、モノづくりを推進する地域における住宅建築に対し、一定のルールを定めるとともに、工場で働く人と住民とのコミュニケーションを育むための施策を導入している。
この条例は、高井田という地域のまちづくり活動がきっかけとなって制定された。筆者は、その活動に「モノづくりのまち高井田のまちづくりは、コミュニティを基盤にしてこそ成り立つ」という思いが込められているように感じる。そして、東大阪市は、この考え方を条例制定により全市に広げようとしているように読み取れるのである。
本稿では、はじめに条例制定の背景を説明した上で、条例の内容と関連する施策を解説し、次に、条例制定のきっかけとなった高井田地域のまちづくり活動を紹介する。最後に、施行からおおよそ1年が経過した現在の状況をレポートする。
(2014年03月27日「基礎研レポート」)

03-3512-1814
- 【職歴】
1994年 (株)住宅・都市問題研究所入社
2004年 ニッセイ基礎研究所
2020年より現職
・技術士(建設部門、都市及び地方計画)
【加入団体等】
・我孫子市都市計画審議会委員
・日本建築学会
・日本都市計画学会
塩澤 誠一郎のレポート
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