2013年02月18日

欧米諸国の年金事情~隣の芝生は青いか~ 第7回 =スペイン編=

金融研究部 常務取締役 部長   前田 俊之

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■見出し

1――遅れてやってきた高齢化社会~その背後には長い独裁政権の歴史~
2――公的年金~割とシンプルな制度~
3――私的年金~制度の充実はこれから~
4――問題はこれから~急速に増える政府の年金関連支出~
5――求められる厳しい財政運営~のしかかる複数のプレッシャー~
6――おわりに

■introduction

前回のレポートではイタリアの年金事情について整理をしましたが、今回はそのイタリアと並んで南欧を代表するもうひとつの国、スペインの年金事情を紹介したいと思います。少し古いデータになりますが、ドイツ、フランス、イタリアにスペインを加えた4ヶ国で行った年金に関する調査で面白い結果が出ています。質問は「自分の受け取る給与のうち、何パーセントが年金制度維持のために使われているか」というものです。これに正しく答えることができた人の割合はイタリアが最も高く、スペインが最も低いという結果となっています。イタリアの人は年金への執着が強くて、スペインの人は淡々としているということなのでしょうか。実はこの背景にはスペイン独特の理由があるようです。今回はそんなスペインの年金事情を見て行きたいと思います。


 
 「Projecting Pension Expenditure in Spain:On Uncertainty, Communication and Transparency」(BBVA 2001)にて紹介されたものを引用
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金融研究部   常務取締役 部長

前田 俊之 (まえだ としゆき)

研究・専門分野
金融研究部統括

(2013年02月18日「保険・年金フォーカス」)

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