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- 米2月住宅価格~ピーク比の下落幅が最大に
2月ケース・シラー20都市指数は、季節調整前値では前月比▲0.8%、季節調整後では同0.2%と分かれたが、前年比では▲3.5%と下落が続いた。中でも、アトランタの急落が止まらず、指数全体でも金融危機後の最低値を更新するなど、底割れの動きも窺える。
一方、FHFA月例指数(季節調整後値)では前月比0.3%と上昇、前年比でも0.4%と4年半ぶりに上昇に転じたが、地域ごとの指数ではなお一進一退の状況にあり、全体としては反転というよりも底這い的な動きに留まる。
住宅市場では、景気の回復傾向の中、低金利等で購入余裕度が高水準にある一方、差し押さえ物件増や貸出し基準の強化が価格を抑制している。当面、住宅価格の調整局面が続きそうだ。
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土肥原 晋
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