- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 財政・税制 >
- ふるさと納税の資金の流れ-ふるさと納税再考の余地はどこにあるのか?
ふるさと納税の資金の流れ-ふるさと納税再考の余地はどこにあるのか?
金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・ESG推進室兼任 高岡 和佳子
先日、総務省が公表した「令和4年度ふるさと納税に関する現況調査について」によると、2021年度のふるさと納税総額は、8,302億円に及ぶ。
毎年、ふるさと納税総額には注目が集まるが、ふるさと納税制度にかかる資金の流れはあまり着目されていない。また、返礼品によって税源が流出しているといった話は耳にするが、具体的な金額はあまり知られていない。
同様に、寄付受入額が上位の地方団体や、ふるさと納税による税金流出額が上位の地方団体には注目が集まるが、ふるさと納税による歳入の増減が、各自治体にとってどのような影響を及ぼしているかもあまり知られていない。
そこで、当レポートでは資金の流れの概要とふるさと納税の問題点を紹介したい。
■目次
1――はじめに
2――ふるさと納税にかかる資金の流れを俯瞰する
1|公開情報から読み取る資金の流れ
2|地方団体への寄付が他の団体への寄付より優遇される理由
3――ふるさと納税制度による個別地方団体への影響
1|影響の評価方法
2|評価結果
4――まとめ
03-3512-1851
- 【職歴】
1999年 日本生命保険相互会社入社
2006年 ニッセイ基礎研究所へ
2017年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月07日
今週のレポート・コラムまとめ【4/30-5/2発行分】 -
2024年05月02日
為替介入再開、既に連発か?~状況の整理と今後の注目ポイント -
2024年05月02日
米FOMC(24年5月)-予想通り、6会合連続で政策金利を据え置き。量的引締めペースの減速を決定 -
2024年05月01日
ユーロ圏消費者物価(24年4月)-総合指数は横ばい、コア指数は低下 -
2024年05月01日
ユーロ圏GDP(2024年1-3月期)-前期比0.3%、プラス成長に転じる
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【ふるさと納税の資金の流れ-ふるさと納税再考の余地はどこにあるのか?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
ふるさと納税の資金の流れ-ふるさと納税再考の余地はどこにあるのか?のレポート Topへ