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2025年02月14日
TISFDの設立背景と今後の行方――システム思考の観点から――
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■要旨
■目次
1――はじめに
2――不平等・社会課題関連のシステムレベル・リスク
3――システムレベル・リスクの影響を受ける機関投資家
4――人々の不平等が解決されてこそのステークホルダー資本主義
5――ダブル・マテリアリティとシステム思考
6――People, Climate, Natureをつなぐ
7――相互運用性の確保と今後の動き
- 不平等・社会関連財務情報開示タスクフォース(TISFD)が2024年9月に設立されました。「人々(people)」を巡る不平等など社会課題に起因するリスクと機会に企業や金融機関がどう直面しているか、そして、同課題に対して企業や金融機関が適切に対処しているかどうかについて、情報を開示するための枠組みの構築を目指しています。
- TISFDは、企業が人々のウェルビーイングに与える影響、不平等の蓄積の過程、そしてシステムレベルの金融的効果に関する概念的な基礎固めを通して、不平等や社会課題に起因するシステムレベル・リスクの重要性をステークホルダー間で共有することを目指しています。
- また、TISFDは、システム思考という観点で、「People」と「Planet(気候、自然)」をつなぐことを重視しています。環境、自然、社会のシステムが互いに密接に関連していることを踏まえ、自然の劣化や気候変動の社会的インパクト、企業や政府の行動が不平等に与える影響、そして不平等が環境政策等の有効性を阻害することがないかどうかを考慮することがポイントとなります。
- TISFDは、開示枠組みの構築において、TCFDやTNFDの4つの柱(ガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標)との整合性を図りつつ、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)やGRI(グローバル・レポーティング・イニシアティブ)など既存の報告基準との相互運用性を確保していく方針です。TISFDのβ版を2026年央に、初版を2027年央に公表する計画にあり、今後の展開が注目されます。
■目次
1――はじめに
2――不平等・社会課題関連のシステムレベル・リスク
3――システムレベル・リスクの影響を受ける機関投資家
4――人々の不平等が解決されてこそのステークホルダー資本主義
5――ダブル・マテリアリティとシステム思考
6――People, Climate, Natureをつなぐ
7――相互運用性の確保と今後の動き
(2025年02月14日「基礎研レポート」)
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日本生命保険 執行役員、PRI理事、TISFD Steering Committeeメンバー 木村 武
日本生命保険 執行役員、PRI理事、TISFD Steering Committeeメンバー 木村 武のレポート
| 日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 2025/02/14 | TISFDの設立背景と今後の行方――システム思考の観点から―― | 日本生命保険 執行役員、PRI理事、TISFD Steering Committeeメンバー 木村 武 | 基礎研レポート |
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