2025年02月12日

がん検診で「要精密検査」は何%?

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

文字サイズ

■要旨

「がん検診」は、無症状の人を対象に、疾患の疑いのある人を発見することを目的に行うスクリーニング検査である。住民検診の場合、2021年度に「要精密検査」と判定されたのは1.5%~6%、実際にがんが発見されたのは0.03%~0.33%だった。

本レポートでは、がん検診の仕組みや精密検査の受診状況を紹介したあと、住民検診と職域検診や人間ドックとの違いを解説し、や、今後の精度向上への取り組みについて紹介する。

■目次

1――はじめに
2――「要精密検査」と判定されるのはがん検診受診者の1.5%~6%、がんが発見されるのは
   検診受診者の0.03~0.33%(住民検診)
3――精度管理における現状
  1|対策型検診
  2|任意型検診
4――おわりに

(2025年02月12日「基礎研レター」)

Xでシェアする Facebookでシェアする

保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
健康・医療、生保市場調査

経歴
  • 【職歴】
     2003年 ニッセイ基礎研究所入社

週間アクセスランキング

ピックアップ

レポート紹介

【がん検診で「要精密検査」は何%?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

がん検診で「要精密検査」は何%?のレポート Topへ