2024年10月25日

副業・兼業で広がるキャリア戦略~会社視点の働き方改革から生き方改革へ~

金融研究部 准主任研究員・サステナビリティ投資推進室兼任 原田 哲志

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■要旨

日本では働き方の改善に向けて様々な取組みが行われている。こうした働き方改革の取組みの中でも、副業・兼業は現在の日本の慣習や制度による単線的なキャリアを変え、自律的なキャリア形成を促すことが期待される。こうした働き手の能動的な行動は社会のイノベーションや生産性向上を促進していく上で重要と考えられる。副業・兼業は企業にとっても採用力の強化などのメリットがあるが、労働時間管理の難しさなどのハードルがある。多様な働き方の実現に向けた制度の整備が求められている。

■目次

1――世界で最も低い日本の従業員エンゲージメント
2――副業・兼業による柔軟な働き方の実現
3――副業・兼業の普及が進む
4――理想とは違いもある副業・兼業の現状
5――副業・兼業を推進する上での課題
6――会社視点の働き方改革から生き方改革へ
7――おわりに

(2024年10月25日「基礎研レポート」)

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金融研究部   准主任研究員・サステナビリティ投資推進室兼任

原田 哲志 (はらだ さとし)

研究・専門分野
資産運用、ESG

経歴
  • 【職歴】
    2008年 大和証券SMBC(現大和証券)入社
         大和証券投資信託委託株式会社、株式会社大和ファンド・コンサルティングを経て
    2019年 ニッセイ基礎研究所(現職)

    【加入団体等】
     ・公益社団法人 日本証券アナリスト協会 検定会員
     ・修士(工学)

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レポート紹介

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