2024年10月09日

インフレと長期投資を考える-現金の価値は長期では大きく目減りする可能性も

金融研究部 准主任研究員・ESG推進室兼任 原田 哲志

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■要旨

日本では長い間デフレが続いてきたが、諸外国を見ると長期ではインフレが進行し現金の価値は大きく目減りするのが一般的である。今後、日本でも働き手の減少に伴うサービス価格の上昇など物価上昇が継続していくことが考えられ、株式などインフレに強い資産への投資を長期的に行っていくことが資産形成を行っていく上で必要と考えられる。

■目次

1――株式市場の低迷とデフレが長期間続いた日本
2――インフレの金融資産の価値への影響
3――諸外国での物価と株価の関係
4――日本での今後の物価見通し
5――おわりに

(2024年10月09日「基礎研レポート」)

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金融研究部   准主任研究員・ESG推進室兼任

原田 哲志 (はらだ さとし)

研究・専門分野
資産運用、ESG

経歴
  • 【職歴】
    2008年 大和証券SMBC(現大和証券)入社
         大和証券投資信託委託株式会社、株式会社大和ファンド・コンサルティングを経て
    2019年 ニッセイ基礎研究所(現職)

    【加入団体等】
     ・公益社団法人 日本証券アナリスト協会 検定会員
     ・修士(工学)

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