2023年09月08日

Z世代を1000文字くらいで語りたい(番外編)-なぜ高齢層ほどヤフオク!を好むのか

生活研究部 研究員 廣瀨 涼

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■要旨

前回のレポートでは、Z世代のデジタルネイティブの側面、特にフリマアプリにおける消費文化について取り上げた。Z世代の中には、欲しいモノがあったらまずフリマアプリをチェックするという購買行動が身についている者が多く、特に「欲しいけれどもそこまでは欲しくないモノ」や「即時的でその瞬間だけ必要なモノ」に対する消費欲求に対して、フリマアプリは安価で購入できるという点、飽きたり必要が無くなったらすぐ売りに出せるという点が、消費決定の際の重要なファクターとなっていると論じた。

男女とも若年層ほどフリマアプリの利用率が高い一方で、40代以降ほどヤフオク!を始めとしたインターネットオークションの利用率が高くなっている。なぜ彼らはヤフオク!を好んで利用するのだろうか。世代間の消費文化の違いから筆者の私論を認(したた)めていく。

■目次

1――メルカリを好むZ世代
2――ヤフオク!を好む40代以降
3――ヤフオク!という消費文化に慣れ親しんだ世代
4――まとめ
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生活研究部   研究員

廣瀨 涼 (ひろせ りょう)

研究・専門分野
消費文化、マーケティング、ブランド論、サブカルチャー、テーマパーク、ノスタルジア

経歴
  • 【経歴】
    2019年 大学院博士課程を経て、
         ニッセイ基礎研究所入社

    ・令和6年度 東京都生活文化スポーツ局都民安全推進部若年支援課広報関連審査委員

    【加入団体等】
    ・経済社会学会
    ・コンテンツ文化史学会
    ・余暇ツーリズム学会
    ・コンテンツ教育学会
    ・総合観光学会

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レポート紹介

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