2023年08月22日

日本株に待ち受ける試練~日経平均3万円割れも~

金融研究部 主席研究員 チーフ株式ストラテジスト 井出 真吾

文字サイズ

■要旨

日経平均株価は7月にバブル後の最高値を更新したものの、その後は上値の重い展開が続いている。今後は米インフレ率が鈍化しづらくなり、「AIバブル」ともいえる割高な米国株急落の懸念もある。
 
米国の景気後退が意識されれば米国株急落と円高のダブルパンチもありうる。不動産バブルの崩壊に加えて、既にデフレに転換した可能性が指摘される中国経済の先行きも気がかりだ。
 
日経平均が近いうちに3万円を割る展開も想定しておく必要がありそうだ。
 
中国経済はデフレに転換した可能性も
Xでシェアする Facebookでシェアする

金融研究部   主席研究員 チーフ株式ストラテジスト

井出 真吾 (いで しんご)

研究・専門分野
株式市場・株式投資・マクロ経済・資産形成

経歴
  • 【職歴】
     1993年 日本生命保険相互会社入社
     1999年 (株)ニッセイ基礎研究所へ
     2023年より現職

    【加入団体等】
     ・日本ファイナンス学会理事
     ・日本証券アナリスト協会認定アナリスト

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【日本株に待ち受ける試練~日経平均3万円割れも~】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

日本株に待ち受ける試練~日経平均3万円割れも~のレポート Topへ