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日経平均3万1,000円突破!今後の展開は?~臨時リバランスの検討を~
金融研究部 主席研究員 チーフ株式ストラテジスト 井出 真吾
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33年ぶりの日経平均株価3万1,000円台回復を主導したのは、海外投資家による日本株の再評価だ。景気減速が懸念される欧米と対照的に、日本では経済再開が本格化しデフレ脱却も期待される。さらに、東京証券取引所が上場企業に経営改革を要請したことも海外投資家が日本株に注目するきっかけになったようだ。
株価急上昇で高値警戒感も強まりつつあるが、目先もう一段の株価上昇もありうる。株価下落を予想して株を空売りした投資家の買い戻しだ。空売り投資家が損失拡大に耐えきれず“踏み上げ相場”になれば、日経平均が3万2,000円程度まで上昇する場面があってもおかしくない。
一方、年後半にかけては、海外の景気減速や円高で2万6,000円程度まで下落すると予想する。長引くインフレを退治するため欧米の中央銀行は高水準の政策金利を続ける構えだ。日本企業の業績見通しが例年ほど保守的でなく、今後の上方修正の余地は限られる。株価が上昇しているときに売却するのは抵抗感が強いだろうが、長期の資産形成では感情に流されないことが肝要だ。
(2023年05月23日「基礎研レポート」)
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- 【職歴】
1993年 日本生命保険相互会社入社
1999年 (株)ニッセイ基礎研究所へ
2023年より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会認定アナリスト
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