- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米住宅着工・許可件数(23年2月)-着工、許可件数ともに前月、市場予想を大幅に上回る増加
2023年03月17日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
1.結果の概要:住宅着工件数、許可件数ともに市場予想を大幅に上回る
2.結果の評価:戸建て、集合住宅ともに着工・許可件数が増加
住宅着工件数の伸びは前月比+9.8%(前月▲2.0%)と6ヵ月連続ぶりにプラスに転じた(図表3)。戸建てが+1.1%(前月:▲6.8%)とプラスに転じたほか、集合住宅が+24.0%(前月:+7.1%)と2ヵ月連続のプラスとなったほか、増加幅が大幅に拡大した(図表4)。
前年同月比は▲18.4%(前月:▲20.7%)と10ヵ月連続のマイナスとなったほか、4ヵ月連続で2桁のマイナスとなった。内訳をみると、戸建てが▲31.6%(前月:▲29.0%)と10ヵ月連続でマイナスとなったほか、減少幅が拡大した一方、集合住宅が+9.9%(前月:▲1.8%)と3ヵ月ぶりにプラスに転じた。
地域別寄与度(前月比)は、北東部が▲1.6%ポイント(前月:▲5.3%ポイント)と2ヵ月連続でマイナスとなった一方、中西部が+6.3%ポイント(前月:▲0.7%ポイント)、西部が+3.8%ポイント(前月:▲1.0%ポイント)と前月からプラスに転じたほか。南部が+1.3%ポイント(前月:+5.0%ポイント)と2ヵ月連続のプラスとなった。
前年同月比は▲18.4%(前月:▲20.7%)と10ヵ月連続のマイナスとなったほか、4ヵ月連続で2桁のマイナスとなった。内訳をみると、戸建てが▲31.6%(前月:▲29.0%)と10ヵ月連続でマイナスとなったほか、減少幅が拡大した一方、集合住宅が+9.9%(前月:▲1.8%)と3ヵ月ぶりにプラスに転じた。
地域別寄与度(前月比)は、北東部が▲1.6%ポイント(前月:▲5.3%ポイント)と2ヵ月連続でマイナスとなった一方、中西部が+6.3%ポイント(前月:▲0.7%ポイント)、西部が+3.8%ポイント(前月:▲1.0%ポイント)と前月からプラスに転じたほか。南部が+1.3%ポイント(前月:+5.0%ポイント)と2ヵ月連続のプラスとなった。

NAHBのチーフエコノミストは「金融システムのストレスにより、最近長期金利が低下し、今後数週間の住宅需要を後押しするだろうが、住宅在庫のコストと入手可能性は、将来の住宅購入者にとって依然として重大な制約となっている」と指摘しており、足元の住宅ローン金利の低下は住宅市場には短期的には追い風となるものの、今後の住宅市場の回復持続性には慎重な見方を示した。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2023年03月17日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1824
経歴
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1999年 NLI International Inc.(米国)
2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社
2008年 公益財団法人 国際金融情報センター
2014年10月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
窪谷 浩のレポート
新着記事
-
2025年03月18日
今週のレポート・コラムまとめ【3/11-3/17発行分】 -
2025年03月17日
「共に民主党」の李在明代表の大統領の夢はどうなるのか?-尹錫悦大統領の釈放で政局は不透明な状況へと突入- -
2025年03月17日
あなたはイカサマサイコロを見抜けますか? -
2025年03月17日
欧州経済見通し-緩慢な回復、取り巻く不確実性は大きい -
2025年03月17日
アンケート調査から読み解く物流施設利用の現状と方向性(2)~倉庫管理システムと冷蔵・冷凍機能を拡充。地震対策・電源確保と自動化が一層進む。従業員の健康配慮を重視。
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【米住宅着工・許可件数(23年2月)-着工、許可件数ともに前月、市場予想を大幅に上回る増加】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米住宅着工・許可件数(23年2月)-着工、許可件数ともに前月、市場予想を大幅に上回る増加のレポート Topへ