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- ユーロ圏失業率(2022年5月)-低下が進み6.6%に
2022年07月01日
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1.結果の概要:6.6%まで低下
1 bloomberg集計の中央値。以下の予想値も同様。
2.結果の詳細:若年失業率の改善が顕著
ユーロ圏の22年5月の失業率は6.6%で、前月の6.7%から低下し、統計データ開始以来の最低値となった(図表3)。4月以前の改定値については、改定幅は大きくなかったが、4月の失業率が改定値でわずかに下がっている(改定前:6.8%→改定後:6.7%)。
失業者数は5月の前月差で8.1万人減(4月改定値:▲10.4万人)となり、昨年4月以降の減少数(21年5-22年4月累計)は235.4万人となった(図表4)。13か月連続で失業者数は減少し、コロナ禍で増加した人数を取り戻してからも6か月連続で減少している。
5月の若年失業率は13.1%で4月(改定前:13.9%→改定後:13.8%)から大幅に低下した(図表2)。4月以前の改定値は4月が若干下がったが、3月以前の改定値はほとんど変化がなかった。若年失業者数は5月で198.8万人(前月差▲8.9万人)となり、200万人を下回った。
失業者数は5月の前月差で8.1万人減(4月改定値:▲10.4万人)となり、昨年4月以降の減少数(21年5-22年4月累計)は235.4万人となった(図表4)。13か月連続で失業者数は減少し、コロナ禍で増加した人数を取り戻してからも6か月連続で減少している。
5月の若年失業率は13.1%で4月(改定前:13.9%→改定後:13.8%)から大幅に低下した(図表2)。4月以前の改定値は4月が若干下がったが、3月以前の改定値はほとんど変化がなかった。若年失業者数は5月で198.8万人(前月差▲8.9万人)となり、200万人を下回った。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2022年07月01日「経済・金融フラッシュ」)
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経歴
- 【職歴】
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
・SBIR(Small Business Innovation Research)制度に係る内閣府スタートアップ
アドバイザー(2024年4月~)
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
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