2022年02月01日

12月末での3回目のワクチン接種意向~2回目まで接種した人でも、副反応の不安やブースター接種の不安は大きい

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

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■要旨

新型コロナウイルスのワクチン(以下、「ワクチン」と記載)の3回目の接種がはじまった。オミクロン株による感染の再拡大もあり、接種は前倒しとなり、ワクチンの種類を選ぶよりは、早く打てるものを打つよう呼びかけられている。

しかし、3回目の接種は、国が期待するスピードでは進んでいないといった報道が目立つ。人々は3回目のワクチンについてどのように考えているのだろうか。本稿では、ニッセイ基礎研究所が実施した「第7回新型コロナによる暮らしの変化に関する調査」を使って、3回目の接種希望、および、すぐには接種を希望しない理由を紹介する。この調査は、12月末に実施したものである。その頃は、国内ではオミクロン株の市中感染が報告されはじめた時期にあたり、まだ、現在のような感染の再拡大はなかったため、3回目のワクチン接種についてしばらく様子を見てから考えようといった意見が多かった可能性があるが、不安を感じる内容等には大きな差はないと思われる。

■目次

はじめに
1――2回目接種者・予約済者の9割程度が3回目の接種を検討。ただし、最多は「しばらく
   様子見」
2――積極的ではない理由は、順番待ち、副反応の不安、ブースター・交互接種の不安
3――3回目接種に向けては、効果や副反応に関する情報と、打ちたい人に打てる体制
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
健康・医療、生保市場調査

経歴
  • 【職歴】
     2003年 ニッセイ基礎研究所入社

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レポート紹介

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