2022年01月26日

2021年4~12月の自社株買い動向~設定額はコロナ禍前の2019年の水準まで回復、アナウンスメント効果も引き続き有効

金融研究部 研究員 森下 千鶴

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■要旨

2021年4~12月の東証1部上場企業の自社株買いは、自社株買い設定金額、件数ともにコロナ禍前の2019年の水準まで回復した。
 
自社株買いを設定した企業の株価は2021年も概ねポジティブに反応しており、アナウンスメント効果は引き続き有効であった。
 
自社株買いの設定時期には季節性があり、5月、11月、2月の決算発表時期に増加する傾向がある。
 
新型コロナウイルスの収束時期はいまだ不透明だが、中長期的かつ持続的な企業価値向上を目指し、経営戦略の一つとして自社株買いをする企業が増えている。

■目次

■コロナ禍以前の水準まで回復
■株価はポジティブな反応
■自社株買いの季節性
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金融研究部   研究員

森下 千鶴 (もりした ちづる)

研究・専門分野
株式市場・資産運用

経歴
  • 【職歴】
     2006年 資産運用会社にトレーダーとして入社
     2015年 ニッセイ基礎研究所入社
     2020年4月より現職

    【加入団体等】
     ・日本証券アナリスト協会検定会員
     ・早稲田大学大学院経営管理研究科修了(MBA、ファイナンス専修)

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