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ウィズコロナ時代における高齢家族と同居する人の不安・行動の変化

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
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新型コロナウイルス感染症は流行の波を繰り返しながら感染者を増やし続けており、変異株も確認されている。感染者の年齢構成などは変わってきたが、無症状や軽症の人も多い一方で、高齢者においては重症化や死亡のリスクが高いといった特徴は続いている。
家庭内での感染も課題となっている。年末年始やゴールデンウィークに感染拡大地域から移動したり、帰省するなどによって、特に高齢者に感染を広げないための注意が呼び掛けられた。しかし、日常においては、外出機会が多く、活動範囲が広い就労世代が家庭に持ち込み、子どもや高齢者が感染してしまうケースが多いとされるが、防ぐのは難しい。
ようやく高齢者に向けたワクチン接種が全国ではじまったが、打ち終わるまでもうしばらく高齢者に感染させないための注意が必要となる。
本稿は、流行の第2波が始まった2020年6月末にニッセイ基礎研究所が行った「第1回新型コロナによる暮らしの変化に関する調査1」の結果を使って、高齢家族と同居する人の新型コロナウイルスに対する不安や日常生活における制約の状況を分析したものである。
1 2020年6月26~29日に実施。インターネット調査。対象は、全国に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルのモニタ)。有効回答2,062。
■目次
1――高齢家族と同居する人は1割程度
2――高齢家族と同居する人の不安と日常生活の変化
1|高齢家族と同居する人の不安は多岐にわたる
2|介護サービスの利用が減り、介護・看護時間が増加。高齢家族と同居する人では、
家族や自分の通院も減らす傾向
3――引き続き感染対策を続けながらも、社会活動を増やしていくことを期待
※ 本稿は2020年8月24日発行「基礎研レポート」を加筆・修正したものである。
(2021年07月07日「ニッセイ基礎研所報」)

03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
村松 容子のレポート
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