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高齢者の移動支援に何が必要か(下)~各移動サービスの役割分担と、コミュニティの変化に合わせた対応を~
生活研究部
准主任研究員・ジェロントロジー推進室兼任 坊 美生子
保険研究部
主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任 三原 岳
前稿「高齢者の移動支援に何が必要か(上)~生活者目線のニーズ把握と、交通・福祉の連携を~」では、地域公共交通ネットワークの再構築と維持が進まない要因として、交通事業の実施主体による移動ニーズの把握が不十分であることや、自治体の交通部局と福祉部局の連携が不足していることを挙げた。
本稿では、新しい移動サービスを導入し、一定の成果を挙げている事例として、兵庫県丹波市と神奈川県秦野市の二つを取り上げる。そして、それらのポイントを解説するとともに、両市の取り組みから見えてきた今後の課題として、「各移動サービスの役割分担による地域交通ネットワーク全体の利便性と持続性の確保」「一層の高齢化による利用者の属性変化に合わせた対応」「関係部局の連携による全庁的な対応」という3点を抽出し、取るべき対応について考える。
■目次
1――はじめに
2――地域の好事例(1)兵庫県丹波市のデマンド式乗合タクシー
1|市の概要
2|新たな移動サービスの概要と導入経緯
3|計画策定と運用におけるポイント
4|今後の課題
3――地域の好事例(2)神奈川県秦野市のボランティア送迎
1|市の概要
2|新たな移動手段の概要と導入経緯
3|計画と運用におけるポイント
4|今後の課題
4――好事例から見える示唆
1|高齢者等の移動ニーズの把握と施策への反映
2|交通と福祉の連携
5――「幹線交通―生活交通―福祉交通」を実現する上での今後の課題
1|各移動サービスの役割分担による地域交通ネットワーク全体の利便性と持続性確保
2|一層の高齢化による利用者の属性変化に合わせた対応
3|全庁的な対応と首長のリーダーシップも必要
6――終わりに


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