- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米住宅着工・許可件数(21年4月)-依然として高水準を維持も戸建てを中心に住宅市場の回復に陰り
2021年05月19日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
1.結果の概要:許可件数は小幅に市場予想を上回ったものの、着工件数は大幅に下回る
2.結果の評価:木材価格の高騰もあって戸建て市場の回復に陰り
住宅着工件数の伸びは前月比▲9.5%(前月:+19.8%)と前期の2桁の伸びからマイナスに転じた(図表3)。内訳をみると、集合住宅が前月比+0.8%(前月:+26.5%)と小幅ながらプラスを維持した一方、戸建てが▲13.4%(前月:+17.4%)とマイナスに転じて全体を押し下げた(図表4)。
前年同月比では+67.3%(前月:+36.6%)と新型コロナで落ち込んだ前年の反動もあって前月から伸びが大幅に加速した。戸建てが+58.7%(前月:+42.6%)となったほか、集合住宅が+90.5%(前月:+22.9%)といずれも大幅な伸びとなった。
地域別寄与度(前月比)は、西部が+1.9%ポイント(前月:▲4.4%ポイント)と前月からプラスに転じたほか、北東部が+0.6%ポイント(前月:+3.7%ポイント)と2ヵ月連続でプラスとなった。一方、中西部が▲5.9%ポイント(前月:+11.1%ポイント)、南部が▲6.0%ポイント(前月:+9.5%ポイント)と前月からマイナスに転じるなどマチマチの展開となった。
前年同月比では+67.3%(前月:+36.6%)と新型コロナで落ち込んだ前年の反動もあって前月から伸びが大幅に加速した。戸建てが+58.7%(前月:+42.6%)となったほか、集合住宅が+90.5%(前月:+22.9%)といずれも大幅な伸びとなった。
地域別寄与度(前月比)は、西部が+1.9%ポイント(前月:▲4.4%ポイント)と前月からプラスに転じたほか、北東部が+0.6%ポイント(前月:+3.7%ポイント)と2ヵ月連続でプラスとなった。一方、中西部が▲5.9%ポイント(前月:+11.1%ポイント)、南部が▲6.0%ポイント(前月:+9.5%ポイント)と前月からマイナスに転じるなどマチマチの展開となった。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2021年05月19日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1824
経歴
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1999年 NLI International Inc.(米国)
2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社
2008年 公益財団法人 国際金融情報センター
2014年10月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
窪谷 浩のレポート
新着記事
-
2025年05月01日
日本を米国車が走りまわる日-掃除機は「でかくてがさつ」から脱却- -
2025年05月01日
米個人所得・消費支出(25年3月)-個人消費(前月比)が上振れする一方、PCE価格指数(前月比)は総合、コアともに横這い -
2025年05月01日
米GDP(25年1-3月期)-前期比年率▲0.3%と22年1-3月期以来のマイナス、市場予想も下回る -
2025年05月01日
ユーロ圏GDP(2025年1-3月期)-前期比0.4%に加速 -
2025年04月30日
2025年1-3月期の実質GDP~前期比▲0.2%(年率▲0.9%)を予測~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【米住宅着工・許可件数(21年4月)-依然として高水準を維持も戸建てを中心に住宅市場の回復に陰り】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米住宅着工・許可件数(21年4月)-依然として高水準を維持も戸建てを中心に住宅市場の回復に陰りのレポート Topへ