- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 不動産 >
- 不動産市場・不動産市況 >
- 住宅市場は立ち直りの動き。REIT指数は5カ月連続で上昇-不動産クォータリー・レビュー2021年第1四半期
2021年05月13日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
- 昨年後半から回復基調にあった経済活動は新型コロナ感染拡大を受けて再び停滞色を強めており、不動産市場の先行きについても依然として不透明感の強い状況が続いている。
- 2021年1-3月期の実質GDP(5/18公表予定)は3四半期ぶりにマイナス成長になったと推計される。住宅市場は立ち直りの動きを見せるなか価格が上昇している。2021年1-3月期の新設住宅着工戸数は▲1.6%減少、首都圏のマンション新規発売戸数は+37.1%増加、中古マンションの成約件数は+12.2%増加した。地価は都心商業地を中心に下落傾向にある。
- オフィス賃貸市場は、コロナ禍の影響が全国に広がるなか、調整幅は東京が最も大きくなっている。東京のマンション賃料は頭打ち感も見られる。2021年1-3月の延べ宿泊者数はコロナ禍以前の2019年対比で▲54.7%減少した。物流賃貸市場は、首都圏・近畿圏の空室率が1%台で需給環境は引き続き良好である。
- 2021年第1四半期の東証REIT指数は+12.8%上昇し、5カ月連続で上昇した。
(2021年05月13日「不動産投資レポート」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1858
経歴
- 【職歴】
1993年 日本生命保険相互会社入社
2005年 ニッセイ基礎研究所
2019年4月より現職
【加入団体等】
・一般社団法人不動産証券化協会認定マスター
・日本証券アナリスト協会検定会員
岩佐 浩人のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/06/06 | 東京オフィス市場は賃料上昇率が拡大。J-REIT市場は需給改善で反発-不動産クォータリー・レビュー2025年第1四半期 | 岩佐 浩人 | 基礎研マンスリー |
2025/05/09 | 東京オフィス市場は賃料上昇率が拡大。J-REIT市場は需給改善で反発-不動産クォータリー・レビュー2025年第1四半期 | 岩佐 浩人 | 不動産投資レポート |
2025/05/09 | J-REIT市場の動向と収益見通し。今後5年間で▲7%減益を見込む-シナリオ別のレンジは「▲20%~+10%」となる見通し | 岩佐 浩人 | 基礎研マンスリー |
2025/05/07 | 不動産市場と金融市場の価格差を利用したJリートの成長戦略 | 岩佐 浩人 | ニッセイ年金ストラテジー |
新着記事
-
2025年06月13日
インド消費者物価(25年5月)~5月のCPI上昇率は+2.8%、食品価格の低下が続いて6年ぶりの低水準に -
2025年06月13日
年齢制限をすり抜ける小学生たち -
2025年06月13日
欧州保険会社が2024年のSFCR(ソルベンシー財務状況報告書)を公表(2)-SCRの算出(内部モデルの使用状況と分散効果の状況等)- -
2025年06月13日
DeepSeekに見るAIの未来 -近年のAI進化の背景とは -
2025年06月13日
株主提案による役員選任議案-フジメディア・ホールディングス
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
【住宅市場は立ち直りの動き。REIT指数は5カ月連続で上昇-不動産クォータリー・レビュー2021年第1四半期】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
住宅市場は立ち直りの動き。REIT指数は5カ月連続で上昇-不動産クォータリー・レビュー2021年第1四半期のレポート Topへ