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世界各国の新型コロナとの闘いを振り返って
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三尾 幸吉郎
世界経済を振り返ると、2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との闘いに明け暮れる年となった。この正体不明な感染症に対して世界各国は各国各様の対策を実施することとなった。小さなクラスター(感染者集団)が発生しただけでも徹底的に検査・隔離・追跡を行うなど厳格な防疫に軸足を置いた国もあれば、国民の自由を尊重し集団免疫を獲得することで対処しようとした国もあれば、両者の中間で経済と防疫の両立に取り組んだ国もあった。そこで、本稿では2020年の新型コロナとの闘いを振り返り、どのような対処方法を採用するのが経済面(GDP、財政負担)からみて有効だったのか考察している。
■目次
1――新型コロナとの闘いに明け暮れた2020年
2――新型コロナ感染が多かった国と少なかった国
3――財政赤字が巨大化した国と小幅に留まった国
4――GDP回復が順調な国とそうでない国
(2021年01月22日「基礎研レター」)
三尾 幸吉郎
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