2021年01月12日

年代別に見たコロナ禍の行動・意識の特徴~不安・心理編~偏見への不安は高年齢で強い傾向。従来の消費行動への欲求は全年代に広がる~

生活研究部 准主任研究員・ジェロントロジー推進室兼任   坊 美生子

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■要旨

新型コロナウイルスによって変化した消費行動の今後の見通しを検討するため、ニッセイ基礎研究所のインターネット調査「新型コロナによる暮らしの変化に関する調査」結果を用いて、変化の要因と言える、人々のコロナに関する不安について年代別クロス調査を行った。

その結果、感染による重症化リスクへの不安や、偏見・中傷への不安は年代が高いほど強い傾向があった。今後、ワクチンの投与態勢が確立しても、根本的な治療薬ができる訳ではなく、偏見・中傷は事実とは無関係に起きるので、これらの不安は完全には解消しないだろう。アフターコロナでも、高年齢層を中心に、消費行動を自粛する「行動抑制」は続く可能性が大きい。

一方で、感染リスクから、店舗での買い物や外食、交通機関の利用など、従来通りのリアルな行動がしづらい状況が続くことへの不安は、全年代に広がっていることが分かった。この不安は、本来の消費行動を再開したいという欲求の裏返しでもある。コロナによってリアルからデジタル等への「行動変容」が進んでいると見られていた領域でも、アフターコロナでは揺り戻しが来るだろう。

■目次

1――はじめに
2――行動抑制の要因~感染の何が怖いか~
  1|感染による健康面への不安
  2|感染による偏見・中傷への不安
  3|感染による仕事面への影響に対する不安
  4|小括
3――消費行動の変化の状況
4――消費行動への制約が続くことに対する不安~行動変容は定着するのか~
  1|リアルな買い物への制約が続くことに対する不安
  2|外食への制約が続くことに対する不安出
  3|交通機関の利用への制約が続くことに対する不安
  4|小括
5――おわりに
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生活研究部   准主任研究員・ジェロントロジー推進室兼任

坊 美生子 (ぼう みおこ)

研究・専門分野
ジェロントロジー、交通政策・移動サービス、労働

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レポート紹介

【年代別に見たコロナ禍の行動・意識の特徴~不安・心理編~偏見への不安は高年齢で強い傾向。従来の消費行動への欲求は全年代に広がる~】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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