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「小粒」に終わる?次期介護保険制度改正-ケアプラン有料化など見送り、問われる持続可能性確保
保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任 三原 岳
3年に一度の制度改正に向けた社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)介護保険部会の議論が概ね決着した。部会としての意見の大枠が12月16日の会合で固まり、厚生労働省は2020年の通常国会に関連法改正案を提出する予定だ。
ただ、ケアマネジメント(居宅介護支援費)の有料化など、負担増や給付減を伴う制度改正の多くは先送りされ、現時点で想定される制度改正は全て「小粒」に終わりそうだ。本稿は部会における議論や資料などを踏まえつつ、次期介護保険制度改正の内容を考察したい。
■目次
1――はじめに~小粒に終わりそうな介護保険制度改正~
2――議論された制度改正の主な内容
1|部会で議論された5つの横断的なテーマ
2|要介護1~2の給付を巡る見直し論議
3|ケアマネジメントの有料化を巡る論議
4|自己負担の増加、「通いの場」の拡充など、そのほかの内容
5|負担増を伴う2つの制度改正
6|制度改正の総括
3――厳しさを増す介護保険制度に与えるインパクトの小ささ
~「2つの不足」にどう対処するのか~
4――社会保険方式の原則~介護保険と地域づくりの関係~
5――おわりに

03-3512-1798
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