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人口オーナス期に移行した中国社会保障の現状と福祉ミックスへの期待【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(40)
保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 片山 ゆき
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- これまで中国は人口増加が潤沢な労働力を供給し、経済成長を促す人口ボーナスを享受してきた。しかし、2015年に生産年齢人口が減少に転じており、現在は、少子高齢化にともなう社会保障費の負担増など人口動態がマイナスに働く人口オーナスの時代に突入している。
- 先の胡錦濤政権は、高度経済成長や税収の増加にともなって、それまで成し得なかった新たな社会保険制度や国庫負担の導入を果たし、「社会保障が最も整えられた政権」としての評価を得ている。一方、政府が担う社会保障費など財政支出は大幅に増加した。
- 一方、習近平政権は経済成長が鈍化し、財政が赤字化し、少子高齢化が急速に進展する中で政権を引き継いでいる。前政権のような税収の大幅な増加が見込めない中、社会保障をどう維持し、改革していくのか。そのヒントとして、民間市場などの中間団体を積極的に活用する「福祉(公私)ミックス」体制に見出してみる。
■目次
1-中国は2015年に生産年齢人口が減少に転じ、少子化・高齢化によるマイナスの影響が顕著に
2-中国における社会保障費は4.2兆元(約68兆円)、介護を含まない状況で国家歳出の2割に
3-中国における社会保障と福祉ミックス
4-中国における福祉ミックスと金融包摂
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03-3512-1784
- 【職歴】
2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
(2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
(2019年度・2020年度・2023年度)
・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
日本保険学会、社会政策学会、他
博士(学術)
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