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2019年02月08日
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4. J -REIT(不動産投信)・不動産投資市場
市場規模も順調に拡大した。銘柄数は4社の新規上場と2社の合併消滅によって計2社増えて61社となった。時価総額は前年比13%増の12.9兆円となり、東証1部の不動産業セクターに並ぶ規模へと拡大している。また、運用資産額(取得額ベース)は約18兆円(前年比9%増加)となった。市場全体では過去3番目の水準となる約1.8兆円の不動産を取得する一方で、現在の価格上昇を好機と捉えて過去最高となる約3,720億円の資産売却を実行した。取得物件についてアセットタイプ別にみると、オフィスビル(26%→37%)と物流施設(25%→29%)のウェイトが前年と比べて拡大した(図表-21)。不動産売買市場において物件の品薄感が増すなか、REIT市場ではスポンサーパイプラインが豊富なアセットタイプの取得が増加している。また、デットの調達環境も引き続き良好で、長期の資金を低利で調達できている(投資法人債の発行要件:期間8.6年、平均利率0.55%)。
(ご注意)本稿記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本稿は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものでもありません。
(2019年02月08日「不動産投資レポート」)
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03-3512-1858
経歴
- 【職歴】
1993年 日本生命保険相互会社入社
2005年 ニッセイ基礎研究所
2019年4月より現職
【加入団体等】
・一般社団法人不動産証券化協会認定マスター
・日本証券アナリスト協会検定会員
岩佐 浩人のレポート
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