- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 不動産 >
- 不動産市場・不動産市況 >
- 良好な環境が続くも、見通しはやや悲観的に~価格のピークは今年中が最多、米中関係に注視-第15回不動産市況アンケート結果
2019年02月08日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
■目次
アンケートの概要
アンケートの結果
1.不動産投資市場の景況感
2.投資セクター選好
3.不動産投資市場のリスク要因
4.J-REIT市場の見通し
5.不動産価格のピーク時期
- 不動産市況の現状および今後の方向性を把握すべく、不動産分野の実務家・専門家を対象に「不動産市況アンケート」(第15回)を実施した(回答者数114名、回収率;55.6%)。
- 不動産投資市場全体(物件売買、新規開発、ファンド組成)の景況感は、長期にわたり良好な状況が継続している。ただし、6ヵ月後の景況見通しは、悪化との回答(「悪くなる」と「やや悪くなる」の合計)が改善との回答(「良くなる」と「やや良くなる」の合計を上回った。
- 今後、価格上昇や市場拡大が期待できる投資セクター(証券化商品含む)について、「ホテル」との回答が最も多く、次いで「物流施設」、「オフィス」との回答が多かった。前回調査と比較して、大きく期待が高まった投資セクターは、「ホテル」であった。一方、大きく期待が後退した投資セクターは、「産業関係施設(メガソーラー、データセンターなど)」であった。
- 不動産投資市場への影響が懸念されるリスク要因について、「中国経済」との回答が最も多く、次いで「米国政治・外交」との回答が多かった。前回調査と比較して、懸念が高まったリスク要因は、(1)「中国経済」、(2)「米国政治・外交」、(3)「国内景気」であった。一方、懸念が後退したリスク要因は、(1)「地政学リスク」、(2)「欧米経済」であった。
- 東証REIT指数の年間騰落率(2019年)に関して、「0%以上10%未満」との回答が約8割を占めた。
- 東京の不動産価格について、2019年に価格のピークを迎えるとの回答が最も多かった。
■目次
アンケートの概要
アンケートの結果
1.不動産投資市場の景況感
2.投資セクター選好
3.不動産投資市場のリスク要因
4.J-REIT市場の見通し
5.不動産価格のピーク時期
(2019年02月08日「不動産投資レポート」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1861
経歴
- 【職歴】
2007年 住信基礎研究所(現 三井住友トラスト基礎研究所)
2018年 ニッセイ基礎研究所
【加入団体等】
一般社団法人不動産証券化協会資格教育小委員会分科会委員(2020年度~)
吉田 資のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/04/17 | 「新築マンション価格指数」でみる東京23区のマンション市場動向【2024年】~都心は価格上昇が加速。一方、下期にかけて南西部は伸び率鈍化、北部と東部は下落に転じる。 | 吉田 資 | 不動産投資レポート |
2025/04/08 | 良好な景況感が継続。先行きも楽観的な見方が強まる。-第21回不動産市況アンケート結果 | 吉田 資 | 基礎研マンスリー |
2025/03/31 | 「横浜オフィス市場」の現況と見通し(2025年) | 吉田 資 | 不動産投資レポート |
2025/03/25 | 「大阪オフィス市場」の現況と見通し(2025年) | 吉田 資 | 不動産投資レポート |
新着記事
-
2025年04月25日
世界人口の動向と生命保険マーケット-生保マーケットにおける「中国の米国超え」は実現するのか- -
2025年04月25日
年金や貯蓄性保険の可能性を引き出す方策の推進(欧州)-貯蓄投資同盟の構想とEIOPA会長の講演録などから -
2025年04月25日
「ほめ曜日」×ご褒美消費-消費の交差点(9) -
2025年04月25日
欧州大手保険グループの2024年の生命保険新契約業績-商品タイプ別・地域別の販売動向・収益性の状況- -
2025年04月25日
若手人材の心を動かす、企業の「社会貢献活動」とは(2)-「行動科学」で考える、パーパスと従業員の自発行動のつなぎ方
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【良好な環境が続くも、見通しはやや悲観的に~価格のピークは今年中が最多、米中関係に注視-第15回不動産市況アンケート結果】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
良好な環境が続くも、見通しはやや悲観的に~価格のピークは今年中が最多、米中関係に注視-第15回不動産市況アンケート結果のレポート Topへ