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- 【11月米住宅着工、許可件数】着工件数は125.6万件、許可件数は132.8万件と予想を上回る結果も、引き続き戸建ては軟調
2018年12月19日
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1.結果の概要:住宅着工、許可件数ともに予想を上回る結果
2.結果の評価:引き続き戸建ての回復が鈍い
住宅着工件数の伸びは、前月比+3.2%(前月:▲1.6%)と3ヵ月ぶりにプラスに転じた(図表3)。集合住宅が+22.4%(前月:▲1.4%)と前月から2桁の増加に転じたことが大きい。もっとも、戸建は▲4.6%(前月:▲1.7%)とこちらは3ヵ月連続のマイナスとなった(図表4)。
一方、前年同月比は▲3.6%(前月:▲3.8%)と2ヵ月連続でマイナスとなった。こちらも集合住宅が+21.7%(前月:▲6.4%)と大幅な増加に転じたものの、戸建てが▲13.1%(前月:▲2.7%)と2ヵ月連続でマイナスとなったことが大きい。
地域別寄与度(前月比)は、中西部が▲3.0%ポイント(前月+1.8%ポイント)と前月からマイナスに転じた。また、西部は▲3.9%ポイント(前月比:▲1.6%ポイント)と2ヵ月連続でマイナスとなった。西部では一戸建てを中心に11月の山火事の影響が出たようだ。一方、北東部が+2.8%ポイント(前月:▲4.1%ポイント)と前月からプラスに転じたほか、南部が+7.4%ポイント(前月:+2.3%ポイント)と2ヵ月連続でプラスとなった。
一方、前年同月比は▲3.6%(前月:▲3.8%)と2ヵ月連続でマイナスとなった。こちらも集合住宅が+21.7%(前月:▲6.4%)と大幅な増加に転じたものの、戸建てが▲13.1%(前月:▲2.7%)と2ヵ月連続でマイナスとなったことが大きい。
地域別寄与度(前月比)は、中西部が▲3.0%ポイント(前月+1.8%ポイント)と前月からマイナスに転じた。また、西部は▲3.9%ポイント(前月比:▲1.6%ポイント)と2ヵ月連続でマイナスとなった。西部では一戸建てを中心に11月の山火事の影響が出たようだ。一方、北東部が+2.8%ポイント(前月:▲4.1%ポイント)と前月からプラスに転じたほか、南部が+7.4%ポイント(前月:+2.3%ポイント)と2ヵ月連続でプラスとなった。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2018年12月19日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1824
経歴
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1999年 NLI International Inc.(米国)
2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社
2008年 公益財団法人 国際金融情報センター
2014年10月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
窪谷 浩のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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