2018年11月14日

ベーシック 米国生保業界の概要(1)米国生保の投資ポートフォリオ2017-米国生命保険協会のファクトブック掲載データから-

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任   松岡 博司

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■要旨

米国生保協会の『ファクトブック』を主な情報源として、「米国生保会社の投資ポートフォリオ」を見る。

米国の生保業界は、2017年末現在、7.2兆ドル(約790兆円)の総資産を有している。日本の生保業界の総資産が381兆円なので、両者のボリュームには2倍強の開きがある。

米国生保業界の総資産は80年代以降、2008年に金融危機でマイナスしたのを唯一の例外として、一貫して、対前年プラスの成長を続けている。

総資産増加基調の一因は、変額年金、変額ユニバーサル保険といった変額商品の販売増による分離勘定資産の増加。

総資産に占める分離勘定資産の割合は、2017年末で4割弱を占めるまでに拡大した。

一般勘定では、ほとんどが、金利収入を目的とする確定利付投資(具体的には内外公社債、モーゲージ=不動産を担保とする貸付=抵当貸付)に向けられている。元本の値上がりをも目的とするエクイティ投資(株式、不動産等)の割合は小さい。

米国生保の一般勘定では、趨勢的に、内外公社債への投資比率が上昇してきたが、2010年以降、若干ながら、内外公社債の比率が減少している。低金利局面の中で、限定的な範囲内で利回りを稼ごうとする動きがあったと見ることもできるだろう。

一方、分離勘定においては、株式が重要な投資対象となって、内外公社債中心の一般勘定と大きな相違をなしている。米国の生保会社が保有する株式の95%が分離勘定で保有されている。

■目次

はじめに
1―― 一般勘定と分離勘定
2―― 総資産(一般勘定資産+分離勘定資産)の状況 
3―― 一般勘定のポートフォリオ(投資資産構成)
4―― 分離勘定のポートフォリオ(投資資産構成)
さいごに
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

松岡 博司 (まつおか ひろし)

研究・専門分野
生保経営・生保制度(生保販売チャネル・バンカシュランス等、主に日本生命委託事項を中心とする研究)

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