2018年05月08日

インシュアテックスタートアップの資金調達-米国、欧州勢が先行し、中国、インド等のアジア勢も急追-

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■要旨

「インシュアテック」とは、「保険(インシュアランス)とテクノロジーの融合」を意味する、最近市民権を得た造語である。

テクノロジーの進化を通じた革新を保険に適用し、より効率的な事業運営とより顧客から支持される商品・サービスを実現しようとするものだ。

インシュアテックは最近、拡大しつつある。

インシュアランスの活動の指標的に見られているのが、インシュアテックスタートアップ企業の資金調達動向である。

インシュアテックにおいては、既存慣行を覆すような発想による変革の担い手としてスタートアップに焦点が当てられている。

以下、Willis Towers Watson Securities、Willis Re、CB Insightsによる「The Quarterly InsurTech Briefing Q4 2017」を主な情報源として、インシュアテックスタートアップ企業の資金調達の動向を見、それを通じて、インシュアテックの全体的な動きを概観する。

■目次

1――はじめに
2――「インシュアテックスタートアップ」の全般的な資金調達トレンド
   (2012年~2017年)
3――「損害保険」、「生命保険・医療保険」別案件数の推移
4――資金調達を行ったスタートアップの拠点国分布状況
5――おわりに
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松岡 博司

研究・専門分野

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