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「保険」との適切な距離感とは-「生活保障調査」からみる若年加入者の加入状況の変化
生活研究部 井上 智紀
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2 入院給付金日額は50~60歳代では男女ともほぼ横ばいで推移していることから、生保業界全体としてみた第三分野における保険料収入の増加傾向は、加入率の上昇によるところが大きいものと思われる。
3――生命保険加入者の年間支払保険料
これまでみてきたとおり、消費者は「保険」から距離を取りつつあるように見受けられる。しかし、多くの消費者が保険について十分な知識を持ち合わせていない3中では、個々の世帯において将来を見通して適切な距離感をもって加入できている世帯ばかりとは限らず、必要以上に距離を取っている場合もあろう。ライフスタイルの多様化が進む中、「保険」との適切な距離とはどのようなものか、売り手、買い手双方ともに、立ち止まって考えてみることも必要ではないだろうか。
3 最新の「生活保障調査」では、金融・保険に関する知識の自己評価について尋ねているが、全体では金融・保険のいずれについても、「詳しくない」が7割を超えており、特に男性20歳代、女性の20~30歳代では保険に関する知識の自己評価として「詳しくない」とする回答が8割を超えている。
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(2017年01月17日「基礎研レポート」)
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