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日本は豊かなのか? 「一人当たりGDP」で見る日本の未来-「中期経済見通し」から見えるもの(その1)

経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎
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ただ、国全体の経済規模は必ずしも一人ひとりの経済的な豊かさを表すわけではない。一人当たりGDPを用いて国際比較をしてみると、日本は394万円。米国の678万円には劣るが、中国(98万円)の約4倍、インド(19万円)の約20倍となっている(いずれも2015年時点)。
日本の経済成長率は今後も中国、インドを下回る可能性が高いが、一人当たりGDPで見れば10年後でも中国の2倍以上、インドの10倍以上の水準を保てる見込みだ。
人口減少下で国全体のGDPを大きく拡大させることは難しいが、一人当たりGDPを伸ばすことは可能だ。国全体のGDPが他国に抜かれたからといって過度に悲観する必要はないだろう。
※ 詳細はこちら
中期経済見通し(2016~2026年度)
※ 「経済予測・経済見通し」に関するレポートはこちら
(2016年11月29日「研究員の眼」)

03-3512-1836
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
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