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韓国の保険会社の海外進出の現状や今後の課題

生活研究部 上席研究員・ヘルスケアリサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任 金 明中
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4――おわりに
アジア各国の生命保険市場は、今後さらなる拡大が見込まれており、先行者の欧米企業と後発走者の日本、韓国、アセアン企業等との厳しい競合が予想される。韓国の保険会社がアジアの保険市場で目標通りの成果を挙げるためには、上記に指摘した課題をどのように解決するのかが今後の鍵を握ると言えるだろう。特に、先行者の欧米企業の事例を参考すると、ブランド力や信頼度を高めることや商品に対する消費者ニーズを把握するのが大事である。今後、韓国の保険会社が、どのような戦略で海外の保険市場を開拓していくのか引き続き注目していきたい。
2 2013年における中国の保険市場の占有率は、中国系の保険会社が生保94.4%、損保98.7%を占めており、2009年の中国系の保険会社の占有率(生保94.8%、損保98.9%)と大きく変わっていない。
(2016年01月20日「基礎研レター」)

生活研究部 上席研究員・ヘルスケアリサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任
金 明中 (きむ みょんじゅん)
研究・専門分野
高齢者雇用、不安定労働、働き方改革、貧困・格差、日韓社会政策比較、日韓経済比較、人的資源管理、基礎統計
03-3512-1825
- プロフィール
【職歴】
独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員を経て、2008年9月ニッセイ基礎研究所へ、2023年7月から現職
・2011年~ 日本女子大学非常勤講師
・2015年~ 日本女子大学現代女性キャリア研究所特任研究員
・2021年~ 横浜市立大学非常勤講師
・2021年~ 専修大学非常勤講師
・2021年~ 日本大学非常勤講師
・2022年~ 亜細亜大学都市創造学部特任准教授
・2022年~ 慶應義塾大学非常勤講師
・2019年 労働政策研究会議準備委員会準備委員
東アジア経済経営学会理事
・2021年 第36回韓日経済経営国際学術大会準備委員会準備委員
【加入団体等】
・日本経済学会
・日本労務学会
・社会政策学会
・日本労使関係研究協会
・東アジア経済経営学会
・現代韓国朝鮮学会
・博士(慶應義塾大学、商学)
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