2016年10月27日

“健康経営”と企業の業績~ニッセイ景況アンケートによる健康増進に向けた取組みと業績の相関

保険研究部 研究員   村松 容子

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■要旨

2013年6月に閣議決定された日本再興戦略では、「国民の健康寿命の延伸」が成長戦略の1つとして掲げられた。企業においても、従業員の健康悪化を経営上の重大なリスクと捉え、従業員の健康保持・増進を進めることによって、生産性の向上や業務の効率化が期待できるほか、企業イメージの向上などの効果が得られるという“健康経営(R)”の考え方が広まってきている。

経済産業省の調査では、健康経営に優れる企業(経産省調査の評価上位20%)の平均株価はTOPIXを上回る水準で推移し、健康経営銘柄の平均株価は、さらに上回って推移していると報告している。しかし、こういった分析は現在のところ、大企業や上場企業の分析がメインで、中小企業を対象とする分析は少ない。

本稿では、日本生命保険(相)とニッセイ・リース(株)が、取引先企業を対象に行った「ニッセイ景況アンケート」の結果を使って、中小企業も含めて、企業による健康保持・増進に関する取組み実施状況と業績の関係を分析した。

■目次

1――中小企業でも「健康経営」は業績を向上させるか
2――分析の方法
3――分析の結果
  (1) 企業規模別の状況
  (2) 製造業・非製造業別の状況
4――まとめ
[参考] 健康増進に関する各設問の集計結果
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保険研究部   研究員

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
共済計理人・コンサルティング業務、生保市場調査

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