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- 景気ウォッチャー調査(16年9月)~台風や残暑の影響が下押しも、持ち直しの基調は変わらず
3.景気の先行き判断DI:3ヵ月連続の改善、先行きも持ち直しが続く
企業動向関連では、「中国経済がまだまだ悪化していくのではないかとの声があちこちから聞こえる。客からも良い情報が入ってこない」(九州・その他製造業)といったように、引き続き海外経済の動向に対する懸念がみられる一方で、「年末年始の旅行は前年と比較して予約が若干増加傾向にあるので期待が持てる」(中国・都市型ホテル)など年末年始の季節需要を指摘するコメントが散見された。このほか、「低金利で借換需要はあるが、新規の顧客はなかなか見つからない。先行き不安の状況で、不動産のような大きなものは、もう少し様子を見ようという傾向がみられる」(四国・不動産業)など住宅投資を手控える動きがみられるとのコメントが多く寄せられ、住宅市場にやや頭打ち感も見られ始めている。
雇用関連では、「求人活動が活発な警備業や人材派遣業を含むサービス業や、コンビニなど新店舗開店が相次ぐ卸売小売業などを中心として、新規求人数の増加は今しばらく続く」(中国・職業安定所)など、先行きも人手不足感の強まりが景況感を下支えする模様である。
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岡 圭佑
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(2016年10月12日「経済・金融フラッシュ」)
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