2014年08月12日

女性管理職比率が低い理由は?―女性がより活躍できる社会を期待する―

生活研究部 准主任研究員   金 明中

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■要旨

  • 日本における女性管理職比率は11.1%(2012年)で、アメリカの43.1%(2011年)やフランスの39.4%(2011年)等他の先進国と比べるとかなり低い水準である。
  • 女性管理職比率が低い理由としては、(1)女性の活躍を支援するための政策や予算が十分ではないこと、(2)女性の経歴断絶やワーク・ライフ・バランスに対する政策や意識が不足していること、(3)日本の多くの企業でコース別雇用管理制度を実施していること、(4)女性が選ぶ学部が偏っていることが考えられる。
  • 女性がより活躍する社会を構築するためには、(1)政府は女性の活躍を支援するための政策を今より積極的に実施するとともに、女性支援に関連する政府支出を拡大し、(2)企業は女性活用の情報を投資家や消費者、そして就活中の学生等に十分に公開する必要がある。そして(3)社会は女性の専攻が人文科学などの文系に偏らず、より多様な分野に進出・活躍できるように、広報活動や「理系女子育成プログラム」などの支援策を拡大すべきであり、このためには(4)政府や企業、そして社会や個人等の意識改革が何より重要である。
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生活研究部   准主任研究員

金 明中 (きむ みょんじゅん)

研究・専門分野
社会保障論、労働経済学、日・韓社会保障政策比較分析

(2014年08月12日「基礎研レター」)

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