- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融政策 >
- 金融政策・市場の動き(10月)~サブプライムの影響は現時点では限定的
2007年10月05日
- (金融政策)欧米市場で市場の混乱がだいぶ落ち着いてきている。しかし今後も決算発表は続き、償還を迎えるABCPのロールが進まないなど市場が不安定化する可能性も十分ありえる。さらに実体経済悪化の見極めはこれからで、景気下振れリスクが高い状況に変わりはない。当面日銀の待ちの姿勢は続く。
- 10月1日の9月調査短観は、国内景気回復ペースは鈍化しているが底堅い動きと判断できる内容。日銀は、10月31日公表の展望レポートで「緩やかな回復」のシナリオは維持できるとの判断になったと考えられる。
- (長期金利)過度の悲観論がなくなり質への逃避が一巡したが、FRBが利下げ局面に入ったことで、米長期金利は横ばいにとどまり、日本の長期金利も当面低位安定となろう。
- (為替)FRBの利下げ観測・景気下振れリスクが続くため、円高が意識されやすい展開が続こう。ただし、サブプライム問題に対する情報が増え、不確実な要因も減じるだろう年末頃には一旦ドルが買い戻される動きとなるだろう。
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1837
経歴
- ・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月10日
米国消費者の生命保険ニーズギャップは過去最大-コロナ禍以降、ニーズギャップは拡大- -
2024年05月10日
英国金融政策(5月MPC公表)-6会合連続で政策金利据え置きを決定 -
2024年05月10日
米労働市場の減速は続くか-中小企業を中心に労働需要が低下するほか、移民増加が賃金上昇圧力を緩和する可能性 -
2024年05月10日
投資部門別売買動向(24年4月)~個人は2カ月連続買い越し~ -
2024年05月10日
Japan Real Estate Market Quarterly Review-First Quarter 2024
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【金融政策・市場の動き(10月)~サブプライムの影響は現時点では限定的】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
金融政策・市場の動き(10月)~サブプライムの影響は現時点では限定的のレポート Topへ