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金利のある世界の歩き方-新たな環境下での年金運用を考える

総合政策研究部 上席研究員 新美 隆宏
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日本の金利は、長期に亘る低下と低水準が継続する局面から転じて上昇し、「金利のある世界」となった。また、株式市場は、リーマン・ショックやチャイナ・ショック、コロナ・ショックなどで大幅に下落する局面もあったが、長期的には上昇してきた。この間、確定給付企業年金(以下、DB年金)の全体的な動きとしては金利低下を踏まえて予定利率を引き下げ、また株価上昇により年金財政が改善している。本稿では、このような「金利のある世界」とDB年金の現状を前提とする政策アセットミクスを考えたい。また、生命保険会社の団体年金一般勘定(以下、一般勘定)は、低水準の国内金利や新資本規制への対応などのために、一部の会社は商品性の見直しを行い、その上で新規受託を再開する動きがある。そこで本稿では、一般勘定についても併せて考察したい。
■目次
1――はじめに
2――現在の市場環境・DB年金の状況
1|現在の市場環境
2|DB年金の予定利率
3|DB年金の年金財政
3――現在の市場環境・DB年金の状況を踏まえた政策アセットミクス
1|各資産の期待リターン、リスク
2|DB年金の現状を踏まえた目標リターン
3-1|政策アセットミクスの検討(1)
~金利のある世界とない世界の違いについて~
3-2|政策アセットミクスの検討(2)
~金利のある世界における国債債券・一般勘定の組み入れについて~
4|ダウンサイドリスクの確認
5|金利上昇を受けた予定利率の引き上げについて
4――総括
(2025年06月05日「基礎研レポート」)

03-3512-1803
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1991年 ニッセイ基礎研究所
1998年 日本生命 資金証券部、運用リスク管理室
2006年 ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)
2011年 ニッセイ基礎研究所
2015年 日本生命 特別勘定運用部、団体年金部
2025年 ニッセイ基礎研究所(現職)
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 認定アナリスト
新美 隆宏のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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