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- 不動産投資市場動向(2024年)~グローバルプレゼンスが向上する日本市場。2024年の取引額は世界金融危機後の最高額に
2025年02月26日
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国内の不動産取引動向(2024年)
セクター別では、オフィスが約2.5兆円(占率30%)と最も大きく、次いで、産業施設が約2.1兆円(同25%)、ホテルが約1.1兆円(同13%)、賃貸マンションが約1.1兆円(同13%)、商業施設が約1.0兆円(同11%)、開発用地が約0.6兆円(同7%)となった。また、取引額の増減率(前年比)をみると、産業施設(+76%)やホテル(+49%)が引き続き大幅に増加したほか、オフィス(+34%)は前年の減少から増加に転じた(図表2)。一方、商業施設(▲19%)や高齢化住宅(▲15%)、開発用地(▲30%)は減少となった。建築費高騰の影響から開発用地の取得が敬遠される一方で、データセンターなどの新たなセクターに対する投資家の関心は高く、取引額が拡大基調にある。
1 対象は1,000万ドル(約15億円)以上。開発用地およびM&A取引を含む。2025年2月12日時点で把握した取引データを集計。
2 「ブラックストーンとカナダ年金制度投資委員会(CPPIB)による、豪データセンター大手であるエアトランクの買収(総額240億豪ドル、約2.3兆円)。エアトランクの保有資産はアジア太平洋地域全域にわたり、このうち約9000億円が日本のデータセンター(9棟)」。「ブラックストーンによる、東京ガーデンテラス紀尾井町の購入(約4000億円)」
(2025年02月26日「不動産投資レポート」)
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経歴
- 【職歴】
2000年 東海銀行(現三菱UFJ銀行)入行
2006年 総合不動産会社に入社
2018年5月より現職
・不動産鑑定士
・宅地建物取引士
・不動産証券化協会認定マスター
・日本証券アナリスト協会検定会員
・2022年、2023年 兵庫県都市計画審議会専門委員
渡邊 布味子のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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