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- インド経済の見通し~豊作と政府の設備投資の回復により景気が回復、再び内需主導の高成長軌道へ
2024年12月06日
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■要旨
■目次
・GDP統計の結果:7四半期ぶりに+5%台に減速
・経済概況:消費と投資、財輸出が揃って減速
・(物価の動向)穀物供給の拡大により食品インフレが鈍化
・(金融政策の動向)来年2月に利下げ開始
・(経済見通し) 豊作と政府の設備投資の回復、そして利下げにより成長加速へ
本資料記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と完全性を保証するものではありません。
また、本資料は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
- インド経済は2024年7-9月期の成長率が前年同期比+5.4%(4-6月期:同+6.7%)と低下し、7四半期ぶりに5%台の成長率となった。大雨による生産活動の影響や食品インフレ、政府部門の設備投資の減速、そして高金利環境などが景気の押下げ要因となった。
- 先行きのインド経済は高金利の長期化やインフレの高止まり、天候不順の影響が引き続き景気の重石となるが、10-12月期は農業生産の増加や政府支出の回復に支えられる形で景気回復に転じるだろう。来年には段階的な金融緩和が始まり、内需が順調に推移して+6%台後半の成長ペースが続くと予想する。
■目次
・GDP統計の結果:7四半期ぶりに+5%台に減速
・経済概況:消費と投資、財輸出が揃って減速
・(物価の動向)穀物供給の拡大により食品インフレが鈍化
・(金融政策の動向)来年2月に利下げ開始
・(経済見通し) 豊作と政府の設備投資の回復、そして利下げにより成長加速へ
本資料記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と完全性を保証するものではありません。
また、本資料は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2024年12月06日「Weekly エコノミスト・レター」)
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経歴
- 【職歴】
2008年 日本生命保険相互会社入社
2012年 ニッセイ基礎研究所へ
2014年 アジア新興国の経済調査を担当
2018年8月より現職
斉藤 誠のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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