2024年07月11日

EUの対中国デリスキングの行方-2024年欧州議会選挙を越えて

経済研究部 常務理事 伊藤 さゆり

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■目次

1――はじめに
2――EU・中国関係の変遷
  1|中国戦略の変遷
3――EUによるデリスキング策の展開
  1|デリスキングの3本の柱
  2|当面の焦点
  3|最近におけるEUと中国の貿易・直接投資関係
4――中国ビジネスを展開する欧州企業の認識と対応
  1|在中国EU企業の認識と対応
  2|EUの経済安全保障戦略への要望
5――おわりに-欧州議会選を越えて


※ 本稿は2023年9月1日、2024年3月25日発行の「基礎研レポート『デリスキングの行方-EUの政策と中国との関係はどう変わりつつあるのか?-(前編後編)』」をEU・中国関係に焦点を絞り再構成したものである。再構成にあたり、新たに24年6月に行われた欧州議会選までの政策の展開と選挙の結果を踏まえた考察を加えた。

(2024年07月11日「ニッセイ基礎研所報」)

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経済研究部   常務理事

伊藤 さゆり (いとう さゆり)

研究・専門分野
欧州の政策、国際経済・金融

経歴
  • ・ 1987年 日本興業銀行入行
    ・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社
    ・ 2023年7月から現職

    ・ 2011~2012年度 二松学舎大学非常勤講師
    ・ 2011~2013年度 獨協大学非常勤講師
    ・ 2015年度~ 早稲田大学商学学術院非常勤講師
    ・ 2017年度~ 日本EU学会理事
    ・ 2017年度~ 日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
    ・ 2020~2022年度 日本国際フォーラム「米中覇権競争とインド太平洋地経学」、
               「欧州政策パネル」メンバー
    ・ 2022年度~ Discuss Japan編集委員
    ・ 2023年11月~ ジェトロ情報媒体に対する外部評価委員会委員
    ・ 2023年11月~ 経済産業省 産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 委員

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【EUの対中国デリスキングの行方-2024年欧州議会選挙を越えて】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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