経済研究部 常務理事
伊藤 さゆり(いとう さゆり)
研究・専門分野
欧州の政策、国際経済・金融
自己紹介 経歴
| 研究分野・専門分野 | 欧州の政策、国際経済・金融 |
|---|---|
| 自己紹介 |
1980年代以降、非西側諸国を巻き込みながら進んだグローバル化。2010年代半ばに転機に差し掛かり、コロナ禍、ウクライナ戦争の混乱で、グローバルに広がる供給網のデリスキング(リスク軽減)が本格化、トランプ2.0の始動はグローバル経済の断片化に拍車を掛けそうです。 |
| 経歴 |
・ 1987年 日本興業銀行入行 ・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社 ・ 2023年7月から現職 ・ 2015~2024年度 早稲田大学商学学術院非常勤講師 ・ 2017年度~ 日本EU学会理事 ・ 2017~2024年度 日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員 ・ 2020~2022年度 日本国際フォーラム「米中覇権競争とインド太平洋地経学」、 「欧州政策パネル」メンバー ・ 2022~2024年度 Discuss Japan編集委員 ・ 2022年5月~ ジェトロ情報媒体に対する外部評価委員会委員 ・ 2023年11月~ 経済産業省 産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 委員 ・ 2024年10月~ 雑誌『外交』編集委員 ・ 2025年5月~ 経団連総合政策研究所特任研究主幹 |
伊藤 さゆりのレポート
-
2025年11月05日新たな局面に入るロシア制裁・ウクライナ支援
ロシアのウクライナ侵攻開始から3年8カ月。ここにきて、欧米によるロシアへのエネルギー制裁の強化、ウクライナ支援における欧州の比重の高ま... -
2025年09月30日ドル離れとユーロ-地位向上を阻む内圧と外圧-
第2期トランプ政権(トランプ2.0)の関税政策は、第2次世界大戦後、自らが中核となって形作ってきた自由貿易体制の根幹を揺るがしている。... -
2025年09月12日欧州経済見通し-関税合意後も不確実性が残る状況は続く
ユーロ圏の4-6月期の実質成長率は前期比0.1%(年率換算:0.5%)となり、関税引き上げ前の駆け込み生産・輸出が見られた1-3月期(... -
2025年08月26日大砲かバターか-国防費の大幅引き上げに動く欧州の現実
第2期トランプ政権の始動は欧州の安全保障環境を大きく変えた。ロシアの脅威が継続する一方、米国は安全保障の依存関係を武器に欧州に譲歩を迫...
伊藤 さゆりのパブリシティ
著書
-
EU百科事典
- 著者:
- 羽場 久美子(編)/田中 素香(編)/中西 優美子(編)
- 出版社:
- 丸善出版
- 発行年月:
- 2024年12月
- 定価:
- ¥24,200(税込)
※当研究所、伊藤さゆりが、第19章 EUと気候変動「EUのSDGsの取り組み」を執筆。
戦乱と対立を繰り返してきた「ヨーロッパ」という地域の統合の試みとして生まれたヨーロッパ連合(EU)。歴史的にも稀有な試みは、「ヨーロいう概念に何をもたらし、またどのようにそれを作り上げてきたのか。欧州統合の取り組みをEU研究の主要三分野たる法律・経済・政治社会に加え、それを支える広範な市民意識や文化・芸術・音楽・宗教・アイデンティティなど、様々な側面から探求する事典。
-
揺らぐ国際秩序と混迷する世界: 崩壊寸前の戦後国際規範
- 著者:
- 国際経済連携推進センター(著)
- 出版社:
- 産経新聞出版
- 発行年月:
- 2024年08月
- 定価:
- ¥1,980(税込)
※当研究所、伊藤さゆりが「グローバル経済の断片化と産業政策の復権」を執筆。
ウクライナ、ガザの軍事衝突で露呈した国際的安全保障秩序の限界。
国家安全を理由とした貿易規制措置の日常化、揺らぐWTO体制。
今後の軍事、経済を巡る国際秩序の現状と方向性を、各分野を代表する専門家24名が解説する。 -
インド太平洋地経学と米中覇権競争-国際政治における経済パワーの展開
- 著者:
- 寺田 貴(編著)
- 出版社:
- 彩流社
- 発行年月:
- 2023年10月
- 定価:
- ¥2,530(税抜き)
※当研究所、伊藤さゆりが第9章「英国のグローバル・ブリテン戦略とインド太平洋傾斜」を執筆。
流動する国際関係を読む新視点・地経学の成果!
ロシアのウクライナ侵攻によって冷戦後の世界秩序が一気に流動化した。軍事侵攻に対抗した西側の経済制裁は、ロシアだけでなく全世界に様々な事態を引き起こした。今や政治と経済は極めて密接に関連しており、外交、安全保障を考える場合に切り離すことは出来ない。本書は米中の覇権競争が熾烈を極めている現状を地経学の様々な概念で現状分析した貴重書。
講演・学会報告
| 講演日 | 講演タイトル | 主催 |
|---|---|---|
| 2025年10月10日 | シンポジウム 「欧州情勢アップデート:政治・経済の変化と日本への含意」 モデレータ- | 経団連総合研究所 |
| 2025年09月26日 | CFIECウェビナー/トランプ2.0と地経学的パワーの時代-変容する世界で日本はどう競うのか 「トランプ2.0下の米欧関係」 | 一般財団法人国際経済連携推進センター(CFIEC) |
| 2025年09月25日 | TKC東京中央会資産活用委員会 「欧州の政治経済について-トランプ2.0で変わる欧州-」 | TKC中央会 |
イベント シンポジウム
| 講演日 | 講演タイトル | 主催 |
|---|---|---|
| 2025年10月16日 | トランプ2.0で変わる世界と日本 | 株式会社ニッセイ基礎研究所│後援:日本生命保険相互会社、大樹生命保険株式会社 |
| 2023年10月31日 | 中国をどう理解し、どう向き合うか | 株式会社ニッセイ基礎研究所│後援:日本生命保険相互会社、大樹生命保険株式会社 |
| 2022年10月13日 | 米中対立、対ロシア制裁下の日本の経済安全保障 | 株式会社ニッセイ基礎研究所│後援:日本生命保険相互会社、大樹生命保険株式会社 |
TV出演
| 放送日 | 内容 | 番組名 |
|---|---|---|
| 2025年10月20日 | 分断する政治と財政リスク ~欧州の場合~ | 日経CNBC 「昼エクスプレス」 |
| 2025年10月09日 | チェコ議会選 野党が勝利/積極財政 物価・金利の壁 | ラジオNIKKEI 「NIKKEIを読んで」 |
| 2025年10月09日 | 今週の経済ニュースの振り返りと週末の注目ポイント | J-WAVE 「JAM THE PLANET」 |
新聞掲載
| 掲載日 | 媒体 | タイトル |
|---|---|---|
| 2025年07月12日 | 山陽新聞 朝刊 2面 | 2025参院選 特別寄稿(5) 外交・通商 関税交渉で関心高まる |
| 2025年06月29日 | 日本経済新聞 朝刊 3面 | ユーロ、ドル代替へ布石 「欧州債」発行増で安全資産めざす |
| 2025年04月03日 | 日刊工業新聞 朝刊 5面 | 世界の潮流を読む トランプショック 揺れる欧州経済 |
雑誌等掲載
| 掲載日 | 媒体 | タイトル |
|---|---|---|
| 2025年10月02日 | 新潮社 Foresight | ブックハンティング (66) 「地経学」で浮かび上がる日本と日本企業の「勝ち筋」 鈴木一人『地経学とは何か-経済が武器化する時代の戦略思考』(新潮選書) |
| 2025年09月24日 | The Daily NNA 英国&EU版 | 仏財政懸念とユーロ危機再燃リスク=TPIの発動は? |
| 2025年07・08月号 | 外交 Vol.92 106-113P | 日米交渉合意に見るトランプ「バザール関税」の危うさ |
所属部署
同じ領域の研究員紹介
-

グループホームに総量規制?
(2025/09/30)
経済研究部
宮垣 淳一 -

2025年7-9月期の実質GDP~前期比▲0.7%(年率▲2.7%)を予測~
(2025/10/31)
経済研究部
斎藤 太郎 -

米関税政策がもたらすインフレ圧力-9月CPIにみる足元の動向とリスク要因
(2025/11/10)
経済研究部
窪谷 浩 -

英国金融政策(11月MPC公表)-2会合連続の据え置きで利下げペースは鈍化
(2025/11/07)
経済研究部
高山 武士 -

フィリピンGDP(25年7-9月期)~民間消費の鈍化で4.0%成長に減速、電子部品輸出は堅調
(2025/11/07)
経済研究部
斉藤 誠 -

中国の物価関連統計(25年10月)~コアCPIの上昇率が引き続き拡大
(2025/11/10)
経済研究部
三浦 祐介
コンテンツ紹介
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
ページTopへ戻る








