
経済研究部 研究理事
伊藤 さゆり(いとう さゆり)
研究・専門分野
欧州経済
自己紹介 経歴
研究分野・専門分野 | 欧州経済 |
---|---|
自己紹介 |
単一通貨圏に広がった債務危機で大きく揺れたヨーロッパ市場も落ち着きを取り戻しつつありますが、債務危機に見舞われた南欧諸国には若年層を中心とする高失業という深刻な後遺症が残っています。債務危機を教訓とする新たなガバナンスによって財政健全化と雇用の増大を伴う成長の両立を実現し、域内の格差を是正することができるのか?単一通貨圏における銀行同盟への移行は円滑に進むのか?欧州情勢の分析を通じて、日本の経済・企業、政策へのインプリケーションを発信したいと思っています。 |
経歴 |
・ 1987年 日本興業銀行入行 ・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社 ・ 2019年7月から現職 |
伊藤 さゆりのレポート
2021年02月25日
聞こえてきた英連合王国分裂の足音

英国の欧州連合(EU)離脱のプロセスは、関税ゼロの自由貿易協定を柱とする貿易協力協定(TCA)の下、大きな混乱を引き起こすことなく完了した。英国全体では、...
2021年02月22日
日米株高でも欧州株が冴えないワケ-資本市場の構造問題、英国離脱の影-

欧州株の動きが冴えない。コロナ禍による経済的打撃、財政・金融政策の規模、ワクチン普及のスピードの違いばかりでなく、そもそも資本市場が未発達で、国ごとに細分...
2021年01月29日
英国のEU完全離脱からの1カ月で見えてきたこと

英国のEU離脱は、協定なしこそ避けられたものの、英国が完全離脱の早期実現と主権の回復、EUが単一市場の原則を重視した結果、「ハードな離脱」となった。21年...
伊藤 さゆりのパブリシティ
著書
-
コロナの先の世界―国際社会の課題と挑戦
- 著者:
- 国際経済連携推進センター(編)
- 出版社:
- 産經新聞出版
- 発行年月:
- 2020年10月
- 定価:
- ¥1,800
※当研究所、伊藤さゆりが「コロナの先の欧州-推進力を得る欧州グリーン・ディール」執筆。
わずか半年で全世界を一変させた新型コロナウイルス・パンデミック。この未曾有の事態に直面し、我々はどうすればよいのだろうか――!? この重大かつ喫緊の問題に、各界の有識者24名が様々な視点からコロナ収束後の世界について展望する。一般財団法人 国際経済連携推進センターがHP上にて連載した企画の緊急書籍化である。
加えて、本書の総括として経済産業審議官、経団連21世紀政策研究所事務局長らによる30ページ以上に亘る鼎談「ポスト・コロナの経済社会のあり方」も新たに収載。
社会にとって「コロナ収束後」を考察し、準備を進めるための一助となることを目指した一書。 -
EUの今を読み解く(Web日本評論 e-book)
- 著者:
- 伊藤さゆり(著)
- 出版社:
- 日本評論社
- 発行年月:
- 2020年03月
- 定価:
- ¥550
※当研究所、伊藤さゆりが執筆。
2019年~2020年はEUにとって、イギリス離脱のほか、5年に1度の欧州議会選挙、それに伴うEUの行政執行機関・欧州委員会のトップにあたる委員長の交代と体制の刷新、さらに首脳会議常任議長(通称、EU大統領)、欧州中央銀行(ECB)総裁も交代するという大変革の年です。本書では、こういったイベントを軸にEUの今を読み解いていきます。
※本書は、「Web日本評論」での同名連載(2018年10月~2020年2月)をまとめたものです。執筆時の雰囲気を重視して修正は最小限にとどめています。 -
英国のEU離脱とEUの未来
- 著者:
- 須網 隆夫(編)/21世紀政策研究所(編)
- 出版社:
- 日本評論社
- 発行年月:
- 2018年11月
- 定価:
- ¥2,000(税抜き)
※当研究所、伊藤さゆりが第1部 第3章「世界金融危機とユーロ危機」を執筆。
英国は2016年6月の国民投票でEUからの離脱を決めた。法律、経済、政治の各分野のEU専門家がBrexitを引き起こした要因解明と英国とEUのこれからを分析する。
講演・学会報告
講演日 | 講演タイトル | 主催 |
---|---|---|
2021年02月17日 | ジャンモネCoE九州・第二期キックオフ・シンポジウム(web) 「ブレグジット後の英国、EU経済-それぞれの進路」 | 九州大学EUセンター |
2021年01月29日 | 2020年度ORIS国際シンポジウム 「英国のEU離脱の経済的な帰結と日本経済への影響」 | 早稲田大学地域・地域間研究機構 |
2020年12月24日 | 経団連経済情勢専門部会 「欧州経済の動向と見通し」 | 経済団体連合会 |
TV出演
放送日 | 内容 | 番組名 |
---|---|---|
2021年01月14日 | 今年の10大リスク 1位次期米大統領/英離脱で進むEU統合 | ラジオNIKKEI 「日経新聞を読んで」 |
2020年12月10日 | ECB理事会と2021年の欧州の注目点 | 日経CNBC 「夜エクスプレス」 |
2020年09月28日 | 「ユーロに影を落とす3つのリスク」 ほか | テレビ東京 「Newsモーニングサテライト」 |
新聞掲載
掲載日 | 媒体 | タイトル |
---|---|---|
2019年12月14日 | 毎日新聞 朝刊 8面 | 英総選挙 検証座談会 3年半の混迷 打開選択 |
2019年07月13日 | 山陽新聞 朝刊 3面 | 2019参院選 特別寄稿 「問われる課題」 外交立ち位置再考の機会 |
2019年05月25日 | 読売新聞 朝刊 7面 | 「合意なき離脱」か総選挙か |
雑誌等掲載
掲載日 | 媒体 | タイトル |
---|---|---|
2021年01・02月号 | 外交 Vol.65 112-115P | 世界経済 ワクチン普及後も低成長のリスク |
2020年12月21日号 | 金融財政事情 22-25P | 特殊 グリーンマネを取り込め ルール作りで先行する欧州、日本も「行動計画」の策定を急げ |
2020年12月04日 | The Daily NNA 英国&EU版 | 侮れない次期米政権の対EU外交 |
所属部署
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