
経済研究部 常務理事
伊藤 さゆり(いとう さゆり)
研究・専門分野
欧州の政策、国際経済・金融
自己紹介 経歴
研究分野・専門分野 | 欧州の政策、国際経済・金融 |
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自己紹介 |
1980年代以降、非西側諸国を巻き込みながら進んだグローバル化。2010年代半ばに転機に差し掛かり、コロナ禍、ウクライナ戦争の混乱で、グローバルに広がる供給網のデリスキング(リスク軽減)が本格化、一層の亀裂の深まりが予想されます。 |
経歴 |
・ 1987年 日本興業銀行入行 ・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社 ・ 2023年7月から現職 ・ 2011~2012年度 二松学舎大学非常勤講師 ・ 2011~2013年度 獨協大学非常勤講師 ・ 2015年度~ 早稲田大学商学学術院非常勤講師 ・ 2017年度~ 日本EU学会理事 ・ 2017年度~ 日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員 ・ 2020~2022年度 日本国際フォーラム「米中覇権競争とインド太平洋地経学」、 「欧州政策パネル」メンバー ・ 2022年度~ Discuss Japan編集委員 ・ 2023年11月~ ジェトロ情報媒体に対する外部評価委員会委員 ・ 2023年11月~ 経済産業省 産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 委員 |
伊藤 さゆりのレポート
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2025年04月18日
トランプ関税へのアプローチ-日EUの相違点・共通点
トランプ大統領が「日本との協議が最優先」と位置付けるのは、相互関税の効果を米国内にアピールできる成果を得られると期待してのことだろう。... -
2025年03月28日
トランプ2.0でEUは変わるか?
第2期トランプ政権(トランプ2.0)の関税政策は全ての輸入自動車に25%の追加関税を課す段階に進む。大統領が関連文書に署名した3月26... -
2025年03月17日
欧州経済見通し-緩慢な回復、取り巻く不確実性は大きい
ユーロ圏の10-12月期の実質成長率は前期比0.2%(年率換算:0.9%)となり、7-9月期(前期比0.4%、年率1.7%)から減速し... -
2025年03月07日
始動したトランプ2.0とEU-浮き彫りになった価値共同体の亀裂
2025年1月20日、米国で第2期トランプ政権(トランプ2.0)が始動した。EUはトランプ2.0で予想される政策転換に身構えてきたが始...
伊藤 さゆりのパブリシティ
著書
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EU百科事典
- 著者:
- 羽場 久美子(編)/田中 素香(編)/中西 優美子(編)
- 出版社:
- 丸善出版
- 発行年月:
- 2024年12月
- 定価:
- ¥24,200(税込)
※当研究所、伊藤さゆりが、第19章 EUと気候変動「EUのSDGsの取り組み」を執筆。
戦乱と対立を繰り返してきた「ヨーロッパ」という地域の統合の試みとして生まれたヨーロッパ連合(EU)。歴史的にも稀有な試みは、「ヨーロいう概念に何をもたらし、またどのようにそれを作り上げてきたのか。欧州統合の取り組みをEU研究の主要三分野たる法律・経済・政治社会に加え、それを支える広範な市民意識や文化・芸術・音楽・宗教・アイデンティティなど、様々な側面から探求する事典。
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揺らぐ国際秩序と混迷する世界: 崩壊寸前の戦後国際規範
- 著者:
- 国際経済連携推進センター(著)
- 出版社:
- 産経新聞出版
- 発行年月:
- 2024年08月
- 定価:
- ¥1,980(税込)
※当研究所、伊藤さゆりが「グローバル経済の断片化と産業政策の復権」を執筆。
ウクライナ、ガザの軍事衝突で露呈した国際的安全保障秩序の限界。
国家安全を理由とした貿易規制措置の日常化、揺らぐWTO体制。
今後の軍事、経済を巡る国際秩序の現状と方向性を、各分野を代表する専門家24名が解説する。 -
インド太平洋地経学と米中覇権競争-国際政治における経済パワーの展開
- 著者:
- 寺田 貴(編著)
- 出版社:
- 彩流社
- 発行年月:
- 2023年10月
- 定価:
- ¥2,530(税抜き)
※当研究所、伊藤さゆりが第9章「英国のグローバル・ブリテン戦略とインド太平洋傾斜」を執筆。
流動する国際関係を読む新視点・地経学の成果!
ロシアのウクライナ侵攻によって冷戦後の世界秩序が一気に流動化した。軍事侵攻に対抗した西側の経済制裁は、ロシアだけでなく全世界に様々な事態を引き起こした。今や政治と経済は極めて密接に関連しており、外交、安全保障を考える場合に切り離すことは出来ない。本書は米中の覇権競争が熾烈を極めている現状を地経学の様々な概念で現状分析した貴重書。
講演・学会報告
講演日 | 講演タイトル | 主催 |
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2025年04月16日 | ユピテル会 「トランプ2.0の「攻撃」とEUの対応-日本への示唆」 | ユピテル会事務局 |
2025年02月18日 | 熊日情報文化懇話会 「2025年の日本と世界経済の行方」 | 熊日サービス開発、熊本日日新聞 |
2025年02月01日 | 早稲田大学オープンカレッジ冬講座 「2025年欧州政治・経済の行方」 | 早稲田大学エクステンションセンター |
イベント シンポジウム
講演日 | 講演タイトル | 主催 |
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2023年10月31日 | 中国をどう理解し、どう向き合うか | 株式会社ニッセイ基礎研究所│後援:日本生命保険相互会社、大樹生命保険株式会社 |
2022年10月13日 | 米中対立、対ロシア制裁下の日本の経済安全保障 | 株式会社ニッセイ基礎研究所│後援:日本生命保険相互会社、大樹生命保険株式会社 |
TV出演
放送日 | 内容 | 番組名 |
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2025年04月17日 | 迷走するトランプ2.0の関税政策 ECBの判断は? | テレビ東京 「Newsモーニングサテライト」 |
2025年04月10日 | <風見鶏>「西側」分裂、崩れる戦後秩序/「中国+1の供給網」誤算 米相互関税、アジアに打撃 | ラジオNIKKEI 「日経新聞を読んで」 |
2025年04月05日 | トランプ2.0の「攻撃」はEUを変えるか? | テレ東BIZ 「モーサテサタデー」 |
新聞掲載
掲載日 | 媒体 | タイトル |
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2025年04月03日 | 日刊工業新聞 朝刊 5面 | 世界の潮流を読む トランプショック 揺れる欧州経済 |
2025年02月23日 | 中日新聞 朝刊 2面 | 視座 自由で開放的な秩序維持を |
2025年02月23日 | 西日本新聞 朝刊 18面 | 【私の視点】ウクライナ戦争と世界経済 自由で開放的な秩序維持を |
雑誌等掲載
掲載日 | 媒体 | タイトル |
---|---|---|
2025年04月08日号 | 週刊エコノミスト 34-35P | 【欧州】米国が関税と安全保障で「攻撃」 防衛費5%要求 NATO試練 |
2025年03月27日 | 東洋経済オンライン 公式YouTubeチャンネル | 「ニュース解説」【トランプ2.0に揺れるEU】3つの争点 |
2025年03月21日 | The Daily NNA 英国&EU版 | トランプ2.0が促す欧州の再軍備強化と戦略的自立 |
所属部署
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三浦 祐介
コンテンツ紹介
お知らせ
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2025年04月02日
News Release
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News Release
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2024年07月01日
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