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- ユーロ圏失業率(2023年12月)-失業率は6.4%、低い水準を維持
2024年03月04日
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1.結果の概要:失業率は過去最低の6.4%
1 bloomberg集計の中央値。以下の予想値も同様。
2.結果の詳細:総じて低水準の失業率を維持
ユーロ圏(20か国)の1月の失業率は6.4%となり、23年12月(6.5%)からやや低下、統計データ公表以来の最低値となった。なお、先月公表されたデータでは23年6月、11月、12月も6.4%を記録していたが、今回公表された数値でいずれも6.5%に改定された。失業者数は1月の前月差で3.4万人減となり、3か月連続で減少した(図表3・4)。主要4か国では、ドイツ(0.0万人)が横ばい、フランス(▲1.1万人)、イタリア(▲0.4万人)、スペイン(▲2.2万人)が減少だった。
1月の若年失業率は14.5%で、23年12月(14.5%)から横ばいだった。なお、若年失業率も過去データはやや悪化方向に改定された(23年12月の改定前14.4%→改定後14.5%、11月14.5%→14.6%、10月14.8%→15.0%など)。若年失業率は23年4月(13.9%)をボトムにやや上昇したが、10月に直近ピークとなる15.0%を記録した後は14%台半ばで横ばい推移している(前掲図表2)。若年失業者数は1月で231.5万人(前月差▲0.4万人)となり前月比で減少、ちょうど12月の増加分(+0.4万人)だけ減少した形となった。若年失業者数の水準はコロナショック直前(20年3月の234.6万人)をやや下回る状態で推移している(図表4)。
1月の若年失業率は14.5%で、23年12月(14.5%)から横ばいだった。なお、若年失業率も過去データはやや悪化方向に改定された(23年12月の改定前14.4%→改定後14.5%、11月14.5%→14.6%、10月14.8%→15.0%など)。若年失業率は23年4月(13.9%)をボトムにやや上昇したが、10月に直近ピークとなる15.0%を記録した後は14%台半ばで横ばい推移している(前掲図表2)。若年失業者数は1月で231.5万人(前月差▲0.4万人)となり前月比で減少、ちょうど12月の増加分(+0.4万人)だけ減少した形となった。若年失業者数の水準はコロナショック直前(20年3月の234.6万人)をやや下回る状態で推移している(図表4)。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2024年03月04日「経済・金融フラッシュ」)
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経歴
- 【職歴】
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
・SBIR(Small Business Innovation Research)制度に係る内閣府スタートアップ
アドバイザー(2024年4月~)
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
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