- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 日本経済 >
- 企業物価指数2023年10月~国内企業物価指数の前年比上昇率は10ヵ月連続で縮小、今後も縮小が見込まれる~
2023年11月13日
1.国内企業物価指数(前年比)の伸びは0%台まで鈍化
石油・石炭製品の前月比が2ヵ月連続でマイナスとなったのは、9月7日以降ガソリン等の燃料油価格に対して新しい激変緩和措置が実施されたためである。激変緩和措置は2023年5月29日の週以降、補助率が引き下げられてきたが、新制度は168円から17円を超える分は全額支援し、17円以下の部分は10月4日まで30%、10月5日から12月31日まで60%支援する。燃料油価格激変緩和措置は2024年4月末まで実施される予定である。
さらに、政府は2023年12月使用分(翌年1月請求分)までとしていた電気・ガス価格激変緩和措置を2024年4月使用分まで延長することを発表している。補助額は、2023年9月使用分(10月請求分)から、都市ガスが1m2あたり30円から15円へ、電気が低圧は1kWhあたり7円から3.5円へ、高圧は1kWhあたり3.5円から1.8円へ引き下げられている。
さらに、政府は2023年12月使用分(翌年1月請求分)までとしていた電気・ガス価格激変緩和措置を2024年4月使用分まで延長することを発表している。補助額は、2023年9月使用分(10月請求分)から、都市ガスが1m2あたり30円から15円へ、電気が低圧は1kWhあたり7円から3.5円へ、高圧は1kWhあたり3.5円から1.8円へ引き下げられている。
2.原油価格の上昇で輸入物価(契約通貨ベース)の前月比はプラスが続く
3.今後も国内企業物価指数の前年比上昇率は縮小
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2023年11月13日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
![](https://www.nli-research.co.jp/files/topics/69482_ext_01_0.jpeg?v=1638164581)
03-3512-1838
経歴
- 【職歴】
2021年4月 日本生命保険相互会社入社
2021年11月 ニッセイ基礎研究所へ
安田 拓斗のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/07/23 | コロナ禍後のインバウンド需要~地方での回復の遅れと旅行単価の増加は続くのか~ | 安田 拓斗 | 基礎研レポート |
2024/07/10 | 企業物価指数2024年6月~電気・都市ガス価格への支援縮小と輸入物価上昇で国内企業物価の上昇ペースは加速~ | 安田 拓斗 | 経済・金融フラッシュ |
2024/07/09 | さくらレポート(2024年7月)~景気の総括判断は4地域で「回復している」との表現が使われたが、先行きへの警戒感は強い~ | 安田 拓斗 | 経済・金融フラッシュ |
2024/07/01 | 宿泊旅行統計調査2024年5月~インバウンドは好調を維持する一方、日本人延べ宿泊者数は弱い動き~ | 安田 拓斗 | 経済・金融フラッシュ |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年07月26日
職場における温度、匂い、音等は、どういう人がシンドイと思っているのか -
2024年07月26日
米GDP(24年4-6月期)-前期比年率+2.8%と前期から大幅上昇、市場予想の+2.0%も大幅に上回る -
2024年07月26日
お金の流れでみる日本経済 -
2024年07月25日
消えた580兆円~住宅投資をしても残高の増加は限定的~日本の住宅投資はなぜ「資産化」しないのか~ -
2024年07月24日
中国経済の現状と注目点-好調は持続せず、不動産不況と貿易摩擦で弱り目に祟り目の中国経済
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【企業物価指数2023年10月~国内企業物価指数の前年比上昇率は10ヵ月連続で縮小、今後も縮小が見込まれる~】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
企業物価指数2023年10月~国内企業物価指数の前年比上昇率は10ヵ月連続で縮小、今後も縮小が見込まれる~のレポート Topへ